【プレイステーション】2人プレイが楽しいゲームを紹介

PSで2人プレイで遊んでて『これはおススメ!』と思った作品を新旧関係なく紹介したいと思います。範囲はPS4かPS5で出ている作品のみです。尚、テレビとPSが2台づつ必要なオンラインCoop作品は含めていません。肩を並べて遊べる画面分割主体のゲームオンリーです。

It Takes Two

おススメ度:★★★★★

ジャンル:パズルアクション
テイスト:ラブコメディ
価格:4300円
発売日:2021年3月26日
販売形式:ダウンロードのみ

2021年のゲームオブザイヤー入り間違いなしと言われている作品。Coopプレイに全振りした内容で、一本の中にパズル、シューティング、アクション要素がこれでもかと言わんほどに詰め込まれている。

プロデューサーが『面白くなかったら返金に応じる』と豪語するほどの自信作であり、それを裏付けるように国内、国外問わずユーザー評価は非常に高い。とにかく目まぐるしく新ギミックや新ステージが登場するので『飽きる』ということが全くない。ボリュームも多く、クリアまでに2~30時間はかかるんじゃないだろうか。

強いてケチをつけるならパズルが解けなくてちょっと詰まる局面がある程度だろうか。でも私が遊んだ時はそんなシーンは2回程度だった。

ゲームのテンポも良く、死んでしまってもすぐその場で復活出来るのでストレスが溜まらない。協力しないと進めない局面ばかりなので、次第にプレイヤー同士の仲も深まるはずだ。夫婦や恋人に特におススメ。あまり普段ゲームをしない人でもクリア出来る難易度だと思う。

子供向けの内容かと思いきや、物語はコーディとメイという夫婦が着々と離婚手続きを進めるシリアスなシーンから始まる。詳しくは語らないがどちらかと言えば大人向けのストーリーになっているので老若男女問わずおススメだ。

ベアナックル4 スペシャルエディション

おススメ度:★★★★☆

ジャンル:ベルトスクロールアクション
テイスト:アーバンファイト
価格:2980円
発売日:2020年7月30日
販売形式:パッケージ&ダウンロード

『ファイナルファイト』の影響を受けて派生した有名なシリーズ作品。前作はメガドライブでの発売だったので実に16年ぶりの最新作となる。内容は最新ハードの恩恵を十分に受けた良質なベルトスクロールアクションで、格闘ゲームのようなコンボ要素もある。

発売してから約一年後にDLCである『MR.X NIGHTMARE』が発売され、新技及び新キャラクター、サバイバルモードが追加になった。充実した内容なのでもし買うならこっちも導入をおススメする。お値段は約1000円。

最大4人まで同時プレイが可能で、ステージを進めながら敵をなぎ倒していくオーソドックスな作り。しかし知る人ぞ知る古代祐三氏の良質なハウス系BGMと名作2がベースになったアクションで果てしない爽快感を味わえることだろう。

ストーリーモードは一日もあれば全クリ可能でそこからはサバイバルモードなどをやり込んでいくのがメインになるので、ボリュームとしては少なめ。また過去作品のキャラクターをアンロック(無料)して使うことが出来るが初めて遊ぶプレイヤーにとっては何だこのドット絵軍団はってなるかもしれないので★は4つ。

カプコンからベルトスクロールコレクションなんかも発売しているが、個人的にはヴァニラウェアの『ドラゴンズクラウン』に次いで面白いと思う。アクションやシンプルなゲームが好きなら是非遊んでみてもらいたい。
※ドラゴンズクラウンも本記事で紹介したいところだが人を選ぶところがあるので選考外。

バイオハザード5 オルタナティブエディション

おススメ度:★★★★★

ジャンル:サードパーソンシューティング
テイスト:サバイバルホラー
価格:2400円前後
発売日:2010年2月18日
販売形式:パッケージ&ダウンロード

今更かよって思われるかもしれないけどしょうがない。面白いんだもの。いわゆるドンパチ系バイオの頂点に立つ作品で、従来のホラー要素は薄めになり、銃火器と体術で敵をなぎ倒す爽快感がメインになっている。難易度が4種類あり武器の成長要素も存在するなどやり込み要素バッチリ。

画面分割プレイが可能なバイオと言えば他にもバイオ6やリベレーション2などがあるが、いずれも操作がモッサリしてたりストーリーがイマイチだったりと評価が低く、個人的も全シリーズ通してバイオ5が一番おススメ。オペラク?知らない子ですね。

難易度は少し高めで、ストーリーはバイオ1をプレイしていないと100%は楽しめない。また、ホラー要素薄めとは言っても頭から化け物が飛び出したりエイリアンみたいのに首をちょん切られたりといった描写はあるので注意。

しかしそれにあまり余ってオルタナティブエディションにのみ実装されている『マーシナリーズ リユニオン』というモードがめちゃくちゃ楽しいので是非やってみて欲しい。ひたすらゾンビを倒していくミニゲームなのだがやたら中毒性が高い。レベッカやバリーなど本編に登場しないキャラクターも操作出来る。もちろん画面分割で協力プレイ可。

本作は古いゲームなので良く格安でセールしている。未プレイなら絶対遊ぶべし。連綿と続くバイオシリーズに一つの終止符を打つシナリオも見どころ。

チームソニックレーシング

おススメ度:★★☆☆☆

ジャンル:カートレーシング
テイスト:コミカル
価格:2750円前後
発売日:2019年5月21日
販売形式:パッケージ&ダウンロード

マリオカートのパクりと言えばそれまでだが、まんまマリオがソニックに成り代わったゲーム。2人から4人まで画面分割で一緒に遊ぶことが出来て、ソニックならではの爽快なスピード感を味わえる。

特徴的なのはキャラクター3人で1つのチームになって戦うという点で、対戦は元よりストーリーモードも協力してプレイすることが出来る。その為、『一人だけ強すぎてつまらない』という状況になりがちなレースゲームの悪い部分を上手く排除した形になっている。

自分のレーシングカーをカスタマイズして好みに仕上げる仕様も存在し、これもまんま最近のマリカーと同じだがプレイスタイルに応じて性能を好きなように変化させることが出来る。見た目もどれもカッコいい。

しかしソニックシリーズに詳しくないとキャラクターにいまいち愛着が湧かず、多分フツーの人から見るとどれも同じに見えるんじゃないかという懸念と、やることは当然ながらレースオンリーなので飽きが早いという点を考えて★は2つかなという感想。

でもクラッシュしてもチームメンバーがアシストすると高速で復帰する仕様が存在したり、遅れていてもメンバーが先頭を走っていると有利になったりと、ある種マリカーにはない独自進化を遂げているシステムが存在するので気になったら是非プレイしてみて欲しい。

ディヴィニティ:オリジナル・シン エンハンスド・エディション

おススメ度:★★★☆☆

ジャンル:オープンワールドRPG
テイスト:ファンタジー
価格:5900円前後
発売日:2016年4月14日
販売形式:パッケージ&ダウンロード

2人プレイに重きを置いたオープンワールドRPG。かなり珍しいシステムで、基本的には4人でパーティを組んでファンタジーの世界を冒険するのだが、うち2人を同時に操作して遊ぶことが出来る。パーティは2:2以外にも1:3に分けることも可能で、画面分割してそれぞれ自由に冒険出来る。

戦闘は見下ろし方のタクティカルバトルであり、ファイアーエムブレムやファイナルファンタジータクティクスを想起させるような作り。それぞれのキャラにはタンク向き、支援向きなどの職業とスキルがあり、自由に育成して成長させることが出来る。

ストーリーは洋ゲーさながらの非常に重厚な作り。サブクエストが大量に存在するがどれもこれもプレイヤーの選択によって結末が変わるように出来ており、一介の冒険者たちとして長い旅路を存分に楽しむことが可能。仲間になるキャラも予め固定されているがそれぞれが冒険する理由、出自が細かく設定されていて愛着が湧く。(モブキャラ扱いの"傭兵"は除く)

しかしとにかく時間のかかるゲームなので、ちょっと家に遊びに来た友達とかとプレイするにはキツイ。兄弟や夫婦で遊ぶのがおススメ。また、ローカライズにちょっと難があり、「やっと来たか戦士よ、私はそれを待っていた。そう、かつて光と闇の戦い、ドラゴンの生まれし創生の世から…」みたいな難解で長ったらしい会話がしょっちゅう繰り広げられるので多少疲れる。あと戦闘中、相方が行動に悩んでる間ヒマ。

でも他に類を見ない貴重なシステムのゲームだし、キャラ同士フルボイスで行動の相談や愚痴を言い合いながら冒険してくれるのはTRPGをプレイしているみたいで面白いので、ガッツリゲーム出来る相方がいるなら手を出してみるのも吉。

UNRAVEL TWO

おススメ度:★★★★☆

ジャンル:パズルアクション
テイスト:コミカル
価格:2000円前後
発売日:2018年6月9日
販売形式:パッケージ&ダウンロード(単体はダウンロードのみ)

毛糸のカタマリみたいな可愛い『ヤーニー』を操作して、ステージを右に進んでいくタイプのパズルアクション。糸を伸ばしてターザンのようにぶら下がったり、相方を引っ張ったりして2人で協力して進んでいく。ネズミなどが襲い掛かってくるシーンはあるが、戦闘要素はない。

ストーリーみたいなものはぼんやりと存在するのだが、ヤーニーは喋らないので基本的に何をしているのかは謎。良く分からないが灯台みたいなところで扉をくぐってワープし、森や工場が舞台のステージ最奥まで到達すればクリアという仕組み。エンディングも謎なのでストーリーはほぼ無いと思った方がいい。

アクションよりはパズル要素の方が強めで、見た目が可愛らしいのでゲーム慣れしてない女性とかでもとっつき易いんじゃないかと思う。操作もジャンプ、糸を伸ばす、切るくらいしかないのでシンプル。詰まった時にはヒントを表示してくれる親切機能もある。

似たようなゲームでリトルビッグプラネットがあるが、あっちはちょっと複雑なところがあるのでお手軽に安く遊ぶならUNRAVEL TWOをおススメしたい。クリアまでは多分10時間くらいで十分だと思う。

元々ダウンロード専売だったが、今は前作『UNRAVEL』と抱き合わせになったパッケージが発売されている。前作は一人プレイ専用みたいだが単体ダウンロード版と値段に大差ないのでお好みで。2からプレイしても全然楽しめる。

地球防衛軍5

おススメ度:★★★★★

ジャンル:アクションシューティング
テイスト:SF
価格:5500円前後
発売日:2017年12月7日
販売形式:パッケージ&ダウンロード

熱烈なファンが多いアクションシューティングゲーム。私も初代から全てプレイ済。毎回『エイリアンの侵攻から地球を守る』というシンプルな目的なのだが、ロボットアニメもののようなアツい展開のストーリーが用意されており没頭出来る。脇役キャラたちのセリフがマジで泣ける。

進行はいわゆるMO形式で、基本的には1回15分くらいのステージをクリアすると次のステージが登場する仕組み。全部で100ステージ以上存在する。ステージ中に敵が落とすアイテムを収集すると新しい武器が手に入り最大HPも増加していく。

武器の種類が非常に豊富で、巨大ミサイルを撃ち込んで敵の大群を木っ端みじんにするものや戦艦を一発で撃ち落とすスナイパーライフルなどが存在する。どんな仕組みだ。その為、一通りクリアした後は高難易度のモードに挑戦してそれらの武器を収集するのがメインの楽しみ方。

オンラインなら4人だが、オフラインでも画面分割で2人まで協力プレイすることが出来る。仲間が倒れてもHPの半分を分け与えて復活させることが出来るのでヒマしない。(昔の作品はこのシステムがなかったので死んだら眺めてるだけだったのが苦痛だった)

巨大なアリやクモなどややグロい敵も存在するのでそういうのが苦手な人は要注意だが、このシリーズに手を付けたことがないなら絶対におススメ。逆に過去作を一通りやってる人にとっては"いつもの"地球防衛軍なのでちょっと飽きが早いかもしれない。ちなみに外伝的作品の『EARTH DEFENSE FORCE: IRON RAIN』は開発メーカーが異なり駄作の評価。こっちには手を出さないように。

Bloodstained: Curse of the Moon 2

おススメ度:★★★☆☆

ジャンル:横スクロールアクション
テイスト:ゴシック
価格:1480円
発売日:2020年7月10日
販売形式:ダウンロードのみ

一言で言えば『2人で遊べる悪魔城ドラキュラ』である。前作のカースオブザムーン無印は1人プレイ専用だったが、本作からは2人で別々のキャラを動かして同時プレイ可能。内容はドット絵で描かれたレトロテイストの横スクロールアクション。

ステージクリア型で多少のキャラクター成長要素があり、全部で一日あればクリア出来るボリュームだが難易度が絶妙で2人でワイワイ楽しめる。仲間キャラにジャンプ力が高い、空を飛べるなどの特徴があり、頭を使って使い分けるのが重要。

前作と密接な関係があるので前作を経験済の方が楽しめるが、本作一本でもストーリーは分かるようになっている。また周回要素があり、全部のエンディングを見ようと思ったらそれなりに大変。しかし周回ごとに使用可能キャラが変わったりするのでなかなか飽きない。

最近流行りのメトロヴァニア形式ではなく単純なアクションゲームだが、シンプルなゲームが好きという方におススメ。ストーリーは全く繋がってないが次回作の『ブラッドステインド:リチュアル・オブ・ザ・ナイト』も発売されており、こちらの評価も非常に高い。

あまり注目されていない作品だが、ごくたまにセールをやってるのでアクション好きならばプレイしてみて欲しい。ただし、旧態依然のドラキュラシリーズをインスパイアしているので難易度は多少高い。注意。(難易度選択は存在する)

みんなで空気読み。

おススメ度:★★★☆☆

ジャンル:ミニゲーム集
テイスト:バカゲー
価格:510円
発売日:2019年11月15日
販売形式:ダウンロードのみ

『電車にカップルが乗ってきたら席を空けるか』、『夜中にサンタが来たら子供はどうするか』など、なんとな~くリアルなシチュエーションで空気を読んで行動するゲーム。いくつかのミニゲーム構成になっていて、クリア後にどのくらい空気を読めたか診断してくれる。

2人同時プレイが出来る『ふたりで空気読み』モードがあり、きちんと専用ステージが存在する。こちらはクリア後に相性診断をしてくれる。息を合わせて空気を読めるかレッツチャレンジだ。

見ているだけでホンワカして笑えるので、ゲーム実況などで人気のゲームである。操作も何も難しいことはなく、大半はキャラを十字キーで動かすだけでOKなので、ゲームを普段やらない人でも楽しめるハズ。ボリュームはそんなにないが値段も安いので気軽に遊べる。

結構人気のシリーズらしく続編もたくさん出ている様子。2022年にはオンライン投票で一番空気を読めている人を決める『みんなで空気読み。オンライン』も発売予定なのだとか。お酒の席などで遊ぶとすごく盛り上がるので是非ともやってみて欲しい。ちなみにバカゲーかと思いきや一人用モードのエンディングは結構泣けたりする。

ディアブロ3 リーパーオブソウルズ アルティメットイービルエディション

おススメ度:★★★★☆

ジャンル:ハック&スラッシュ
テイスト:ファンタジー
価格:2500円前後
発売日:2014年8月21日
販売形式:パッケージ&ダウンロード

つい最近2がリメイクされたDiabloディアブロシリーズの最新作。ハクスラファンの間では語る時にまず最初に出るタイトルで、長い歴史と不動の人気を誇っている。悪魔との戦いを題材にした見下ろし型のダンジョンシージである。

前作、前々作と密接な関係があるが、ファンでもストーリーの繋がりを思い出せないほど複雑で長い歴史があるのでそんなに気にしないで良い。ボリュームはかなり多く、オンラインモードまで含めるとまさに無限に遊べるやり込み要素が用意されている。

2人プレイ時はそれぞれが戦士や魔法使いなどの職業を選んでプレイヤーの分身を作り、協力してストーリーを楽しむことが出来る。片方が倒れてももう片方が生きていればすぐ復活出来るのでストレスもない。相手が装備画面を開いている間は操作出来ないのでそこだけ多少ダルい。

ただ、従来のシリーズに比べると大分難易度がマイルドで、自キャラが強くなり過ぎると敵との戦闘に緊張感がなくちょっと飽きるのが早いかもしれない。

それでも、最古参シリーズならではの重厚でダークなストーリーと、レア武器を手に入れて思う存分振り回すハクスラの魅力は、休日にどっぷり2人でやり込むのにうってつけである。まさに沼ゲー。

どれもこれもおススメの良作揃いだわさ!