コロナはいつまで続くのか
もう疲れたよワシは
2019年末から流行が始まったコロナウイルス、一体いつまで続くんでしょうか。過去に起きたパンデミックと併せて何となく考えてみました。
世界のパンデミックの歴史
新型インフルエンザ(2009H1N1) 2009~2010
まだ記憶に新しい人もいるんじゃないでしょうか。2009年から発生した、豚インフルエンザが人に感染して変異したものですね。最終的な死者は1万5千人で、当初メキシコで多くの死者が発生しました。2010年の3月頃には大体終息し、結局は一年間ほどの流行だったということになります。
香港かぜ(H3N2亜型) 1968~1969
こちらもインフルエンザの亜種ですね。2009年のインフルエンザと同じく豚や鳥から発生して変異したものです。その名の通り1968年に香港で発生し、世界各国に伝播。アメリカでも500万人の人が罹患しましたが、翌年の1969年には終息。最終的な死者は推定75万人でした。
アジアかぜ(H2N2亜型) 1956~1957
今度は中国南西部で発生したと言われるインフルエンザ。1956年に流行が始まり、1957年には香港で規模を広げ、世界各国に伝播しました。日本でも300万人が罹患し、5千人以上の死亡者が出ています。しかし、1958年には終息しておりますので、流行期間は大体2年です。
スペインかぜ(1918 pandemic) 1918~1919
世界人口の3分の1(当時)が感染したものすっごいインフルエンザ。死亡者数の推測は一億人以上。スペイン発祥と言われていますが、当時は第一次世界大戦中だったこともあり情報規制が厳しく、正確なことは分からないそうです。日本も当時の人口の約半分が感染し39万人の死者が出ました。流行期間は1918年~1919年の一年間ほど。
コレラ
コレラ、日本の江戸時代では虎狼痢(ころり)とも呼ばれてたみたいですね。医療マンガの『仁』で読んだ知識ですけども。罹患すると下痢が止まらなくなるやべーヤツです。コレラの歴史は長く、1817年にインドで発生してから現在まで7回ほどの流行を繰り返しており、完全な終息とは言えない状況です。但し現在はワクチンが存在し適切な治療を施せば死亡率は1~2%みたいです。ちなみにかの有名な音楽家チャイコフスキーなどがコレラで亡くなっています。先進国で感染することは稀ですが、現在も年間で3万~13万人程度の人がコレラで命を落としているそうです。今までパンデミック認定されたことはありませんが、歴史が長いので掲載。
ペスト
コレラに輪をかけてやべーヤツ。黒死病といえばピンと来る人もいらっしゃるのではないでしょうか。主にネズミからノミを媒介して人に感染する病気です。西暦541年頃から世界に見られ、断続的に過去3回ほどパンデミックを起こしています。特に二回目のパンデミックでは1347年~1352年まで続き、死者の推定は7500万人以上、中国の人口を文字通り半減させ、イングランドやイタリアを壊滅に追いやった凄まじい菌です。致死性が非常に高いのが特徴。現在でもペストによる死亡者は発展途上国をメインに発生していますが、2011年代からは年間数人程度の様子。ダンスマカブル!ダンスマカブル!
大体2年でパンデミックは終息している
コレラやペストなどの歴史は長いですが、医療も発達しておらず祈祷で病を治そうとしていたような時代ですから、長期化するのは理解出来ますよね。
しかし近代のパンデミックについては大体2年で終息しているんだなという感想です。疫学については全く素人なので、そんな目線での感想ですけど。
一方、コロナは流行してからそろそろ2年が経過していようとしますが、これから第四波だの緊急事態宣言だので、まだまだ終息の兆しというのは見えて来ません。ワクチンも一般人が薬局で買えるようになるのはまだまだ先になりそうです。
何故コロナウイルスはこれほどまん延しているんでしょうか。まあ、同じパンデミックと言えど原因となるウイルスも全く違いますし、従来の危機を比較しようがないのかもしれませんね。これほど医学が発達している現代でも太刀打ち出来ないというのは人間の無力さを痛感せずにはいられませんよホント。
コロナと共に生きていくしかない
大体パンデミックの終息には2パターンあると思います。一つは世界からウイルス(または菌)を根絶すること。但しこれは人類の歴史では天然痘でしか達成出来ていません。
もう一つはワクチンや予防接種などを十分に社会に配備して、『かかっても大したことにならない』、つまりはただの風邪くらいにまで脅威度を下げることですね。イルル的にはこっちになっていくんじゃないかなと思っています。
何にせよ、しばらくはマスク社会は続きそうですね…。
学校に行けない学生とか本当可哀想
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