政治を批判せずにはいられない件

政治批判って結局は『語るに落ちる』ってのはわかってるんですけど、昨今の失政を見ていると批判せずにはいられないんですよね。そんな想いを書きなぐってみようかなと。

徹底的に低所得者から搾り取る仕組み

消費税増税から始まり、自動車走行税やインボイス制度など税金を搾り取る政策が次々と打ち出されています。これって全部ワリを喰うのは低所得者なんですよね。

『お金持ちも消費税の影響あるでしょ?』って思うかもしれません。確かに影響はありますが、比率で考えると収入の多くを消費に回す低所得者ほど受ける割合は大きいです。富裕層は消費せず投資に資金を回しますから。

自動車走行税も同じく、都心の港区なんかに住んでる富裕層は大して影響ありませんが、田舎に住んでて毎日長い距離を運転する方には大ダメージです。個人タクシーや運輸業も非常に苦しくなりますね。

インボイス制度はもはや論外。売上1000万以下の企業に圧力をかけることで新興企業が育たなくなり、日本の将来にも悪影響です。

政府は人気取りの為に住民税非課税世帯へ10万づつ配ったりしてますが焼け石に水。一ヵ月でなくなっちゃう金額ですよね。搾り取った分を還元してるだけなので飴と鞭にもなってません。

ひとり親世帯は特に辛い。児童養護施設を頼るのは圧倒的にシンママが多い。

度重なる値上げで生活が困窮

ロシアのウクライナ侵攻から端を発する円安で原材料費や燃料費が高騰しており、すさまじい値上げラッシュなのは皆さんご存じの通り。コロナ前に比べて値段が2倍、3倍になった商品もチラホラ。

しかしこれに対しても政府は有効な手段を取れていません。注視と検討だけです。来年度には電気代が50%近く上がるという話も出ており、凍死者や餓死者が出てくる可能性すらあります。

富裕層は投資で外貨を何かしら持ってるのが当然なので、ドルの価値が上がればその分儲かったりするワケですが、投資するお金すらない貧困層はただ生活レベルが下がるだけです。

今はまだ、どれだけ困ってもバブル時代の恩恵を受けて資産を持っている親が多いので、それに頼ってなんとかやりくり出来てる人は多いです。でもこの先に世帯の循環が進めば非常に暗い未来が待っているでしょう。

東京・南池袋公園で炊き出しを受け取るホームレス。ずいぶん若い人が増えた印象だ。

止まらない少子化

所得格差が進むとどのような結果が生まれるか。わかりやすいのは少子化です。我が国は今年、ついに子どもの出生数が80万人を切ると予想されており、若者の『結婚離れ』も深刻な状態です。

要因は様々ありますが、一番の理由はお金が無くて結婚も出産も出来ないことです。

これは直感的にもわかりやすいんじゃないかと思います。やはり女性も結婚するなら無職の男性は選びませんし、十分な蓄えがなければ『子どもは無理なんじゃない?』という心理に陥りますよね。

所得格差が年々拡大することにより、富裕層しか子どもを作れない社会になりつつあります。つまりこの少子化はいわゆる『負け組』が淘汰される過程とも捉えられます。

でもそれでいいワケはありません。基本的に人口が減少すると国は発展しませんからね。

政府は日本をどうしたいのか?

これだけの窮状を各政庁が認識していないはずはありません。言っても東大卒、慶応大卒のエリートたちですから、現状は正しく把握出来ているでしょう。でも霞が関の連中は特に何もしない。何故なのか。

それは一重に『保身』に走っている為ではないかと思います。

世襲議員が数多くいる政治家連中にとっては基本的に前例主義が根付いており、『何もないのが一番いいこと』という認識があるんじゃないかと思います。革新を起こしたくはないんです。何もせずに高収入の政治家を続けられるならそれが最良なのです。

もっと極端に言ってしまえば、自分さえ良ければそれでいい。路傍でお腹をすかせた子どもがいても、自分の財布を開いてお金を渡そうとはしないんです。ほとんどの人間がそうかもしれませんが、国を背負う政治家という分野においては、それは許されざる行為なのです。政治家に協力させた心理研究ってのは存在しないので推測ですけどね。

まとめ

日本を立て直すには『21世紀の資本』でピケティが提唱したように、累進課税の強化、すなわち富裕層から税金を取って貧困層に分配するような仕組みが必要です。

でも前述のように自分のお金を貧しい人にあげるのってみんなイヤなんで、実現しないんです。ある種これは共産主義の思想ですが、世界の共産圏では所得格差が広がる一方で、むしろ国策が失敗しているのは見ていてわかる通りです。

北朝鮮なんて餓死者が大量に出ている傍らで金持ちがミサイル打ち上げて喜んでますからね。ミサイル代を社会福祉に充てれば何十年も国民全員を食べさせることが出来る試算です。

ものすごい結論がぶっ飛びますが、人が人を治めるというのは無理なんじゃないか?とすら思います。

お金と権力という概念がある限り世の中は生まれつき不公平なので、上に立つ人が下に降りてこないとダメなんですね。でもそれは当然実現しない。下にいる人が這いあがる為にはYoutuberとか転売ヤーで一発当てるのが早いし唯一の手段なので、そういった人が増えてるんじゃないかと。

何にせよ、そうですね…実り過ぎた果実が自ら地に堕ちるように、ヒトの政治という概念は限界に来ているんじゃないかと思います。それはあまりに破滅的思考過ぎますかね?

思うさまを書きなぐってみたんだわさ