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@@.mapShrink;[img[https://166.news/wp-content/uploads/2023/07/5ch.jpg]]@@ 5ch(旧:2ちゃんねる)であった怖い話を集めてみました。 暇つぶしの読み物としてお楽しみください。 ・青いリンクを押すと画面が遷移します。(この画面でいうと『一覧へ』) ・左メニューからセーブとロードができます。途中保存の際にお使いください。 ・同じく、左メニューの『RESTART』を押すと画面がリセットされます。 ・音楽は鳴りません。好きなホラーミュージックを流してね。 ・デカい音をバーン!って慣らすビビらせ要素もありません。 ・元スレの原文のまま表記していますので、誤字、脱字があります。 ・小さいお子様、心臓の弱い方はプレイをお控えください。 [[一覧へ]]
!一覧 犯罪・異常心理系 [[母親●してきた(´・ω・`)]](★☆☆) 心霊・オカルト系 [[一人かくれんぼやったら洒落にならないことになった・・・]](★☆☆) [[『コワイシャシン ~心霊写真奇譚~』の開発秘話]](★☆☆) [[リンフォン]](★☆☆) ウワサ・都市伝説系 [[巨頭オ]](★☆☆) 不思議・ミステリー系 [[家族の奇行の真相]](★☆☆) [[俺が異世界に行った話をする]](★★☆) ※★マークが多いほど長い話になります。
<span style="color:orange">1 :名無しステーション :2007/05/14(月) 21:02:49.99 ID:zTcKbhLt</span> 「なんで・・・なんで・・・」ってヒーヒー言ってたよ( ´,_ゝ`)クックック・・・( ´∀`)フハハハハ・・・( ゚∀゚)ハァーハッハッハッハ!! 8 :名無しステーション :2007/05/14(月) 21:05:56.34 ID:esPdn3m9 ほんとじゃなくても警察来るよ 9 :名無しステーション :2007/05/14(月) 21:06:09.74 ID:HixF6o64 >>1 真偽は別にして、ネタでもそういうことを言う奴って頭おかしいと思う。 21 :名無しステーション :2007/05/14(月) 21:10:08.87 ID:kfPxNFV6 とうとう2ちゃんから逮捕者が・・・ 22 :名無しステーション :2007/05/14(月) 21:10:46.76 ID:irtDex12 母の日っていつ? 35 :名無しステーション :2007/05/14(月) 21:15:11.44 ID:ib7Qd1Do そんなにみんなにかまって欲しいの? [[次へ->next1]]
画像表示 @@.mapShrink;[img[https://166.news/wp-content/uploads/2023/07/5ch.jpg]]@@ 文字色変更 <span style="color:orange">ここに文字</span> 強制文字扱い <p>ここに文字</p> 次へ [[次へ->next1]] ディレイ表示 <<timed 2s>><<type 120ms>>!<span style="color:red">母親殺した少年が出頭だってよ</span><</type>><</timed>>
126 :名無しステーション :2007/05/14(月) 21:51:04.40 ID:3RiDnpXB >>1 コイツからネオ麦と同じ臭いがする 143 :名無しステーション :2007/05/14(月) 21:55:21.26 ID:ycvXEzJc 日本橋川に右足だけ捨てるなよ <span style="color:orange">145 :名無しステーション :2007/05/14(月) 21:56:30.38 ID:zTcKbhLt</span> >>143 両足ならいい?(´・ω・`) 160 :名無しステーション :2007/05/14(月) 22:00:36.23 ID:vT6HUsK1 こういうのはネタでも気分悪くなる 162 :名無しステーション :2007/05/14(月) 22:01:45.27 ID:C0tRYRtw 本当っぽいな・・・・・。 こういうのに限って事実な罠。 178 :名無しステーション :2007/05/14(月) 22:07:22.31 ID:LAyjPjqF 匿名掲示板とは言えもう何人も捕まってるのに、なんで未だにこんな事書いちゃうかなぁ? [[次へ->next2]]
<span style="color:orange">228 :名無しステーション :2007/05/14(月) 22:35:21.29 ID:zTcKbhLt</span> ( ゚∀゚)アハハ八八ノヽノヽノヽノ \ / \/ \ 233 :名無しステーション :2007/05/14(月) 22:36:41.19 ID:J2vrLdZs >>228 1キタコレ! 234 :名無しステーション :2007/05/14(月) 22:37:01.30 ID:aJnOOczH >>228 どっから繋いでんの? <span style="color:orange">235 :名無しステーション :2007/05/14(月) 22:37:15.01 ID:zTcKbhLt</span> ( ´,_ゝ`)クックック・・・( ´∀`)フハハハハ・・・( ゚∀゚)ハァーハッハッハッハ!! <span style="color:orange">237 :名無しステーション :2007/05/14(月) 22:38:12.97 ID:zTcKbhLt</span> 。゚(゚^∀^゚)゚。ギャーハッハッハッハッハッハハッハッハッハッハッハ !! 243 :名無しステーション :2007/05/14(月) 22:40:10.33 ID:xSAe7zD6 >>237 2chでウソ書いて、ストレス解消したかった? それとも、本当にやった? [[次へ->next3]]
<span style="color:orange">316 :名無しステーション :2007/05/14(月) 22:59:22.74 ID:zTcKbhLt</span> ケラケラヽ(゚∀゚)メ(゚∀゚)メ(゚∀゚)ノケラケラ 317 :名無しステーション :2007/05/14(月) 23:00:12.68 ID:qkqhvlLI 通報したら、もうわかったからって言われた(^_^;) 相当通報されてるぞ <span style="color:orange">319 :名無しステーション :2007/05/14(月) 23:00:48.56 ID:zTcKbhLt</span> プギャ━━━━━━m9(^Д^)━━━━━━ !!!!!! 320 :名無しステーション :2007/05/14(月) 23:01:40.58 ID:UKXFGWaF スレタイがこれで>>1のレスで否定してても書類送検はあるみたいだね。 341 :名無しステーション :2007/05/14(月) 23:09:38.19 ID:V/sumQrm >>1 は母の日になにかしてあげたのかな( ´・ω・`) 361 :名無しステーション :2007/05/14(月) 23:19:29.78 ID:fKllxK4L 毎回思うんだが朝日板って予告スレ多いよな やっぱ人が一番多いから>>1はかまってほしくて毎回こういう予告スレ立てていっぱいレスもらってパソコンの前でニヤニヤしてる危ないやろーなのかな? [[次へ->next4]]
583 :名無しステーション :2007/05/15(火) 01:21:11.28 ID:MDdOj6sW まあ、犯罪予告かどうかは知らないけど、母親に危害加えてる可能性はあるよね。 家庭内暴力的な。 なんとなく、スレ立てたやつの人となりは想像できる。。。 そんなにいやなら、家を出りゃいいのによ。 639 :名無しステーション :2007/05/15(火) 03:32:18.18 ID:v0r25dAv 最近この手のアホなスレよく立つよなw つい数日前もオカ板と大学板に殺人予告スレ立ってたしなww 643 :名無しステーション :2007/05/15(火) 04:12:10.30 ID:hUXTSDEL もう犯罪予告板でも作っちまえよw 653 :名無しステーション :2007/05/15(火) 04:50:30.73 ID:SeoThQG3 これ本当だったらすごいな。 655 :名無しステーション :2007/05/15(火) 05:02:13.48 ID:IKrZsTO5 というか、嘘だろうが何だろうが こういった内容を書き込むのもよかねーだろ 自制心が無いことが問題 本当だったらさっさと自首してくれ 嘘だったらさっさ告白しろ [[次へ->next5]]
709 :名無しステーション :2007/05/15(火) 08:58:45.79 ID:eX0BWcBN <<timed 1s>><<type 120ms>>!<span style="color:red">テロ朝見ろ</span><</type>><</timed>><<timed 2s>><<type 120ms>>!<span style="color:red">母親殺した少年が出頭だってよ</span><</type>><</timed>> [[次へ->next6]]
713 :名無しステーション :2007/05/15(火) 08:58:57.86 ID:PgOmbQuK おいおいおいおい 714 :名無しステーション :2007/05/15(火) 08:59:01.39 ID:R69L9OHY 今ニュースやってるやつなのか? 726 :名無しステーション :2007/05/15(火) 08:59:28.68 ID:OrOs5LSy もしかしてこれかー? 727 :名無しステーション :2007/05/15(火) 08:59:31.06 ID:GbOYoPVS >>1 福島の17歳の少年? (^_^;) 755 :名無しステーション :2007/05/15(火) 09:00:16.07 ID:tu6LDIP/ 工エエェェ(´д`)ェェエエ工 [[次へ->next7]]
@@.mapShrink;[img[https://166.news/wp-content/uploads/2023/07/o0480036014374547803.jpg]]@@ (wikipedia記事より) 2007年5月15日午前7時ごろ、福島県会津若松市の会津若松警察署で、当時17歳の同市の県立高校3年の男子生徒が「母親を殺害しました」と言って自首する。 少年Kは切断された女性の頭部を通学用の黒い布製ショルダーバッグに入れて持ってきていた。その際応対した女性警官は生首と目が合い卒倒して医務室に運び込まれたという。 署員が少年の自宅アパートに駆けつけたところ、布団の上で母親が頭部を切断されて死んでおり、同署は少年Kを殺人容疑で緊急逮捕する。翌5月16日、殺人と死体損壊の疑いで少年を送検した。 少年Kは5月15日午前1時30分ごろ寝ている母親を包丁で刺し、のこぎりで首を切断した。足を切ろうとしたが切れず、腕も切ろうとしたが切れなかったと本人が言っていたようだ。その後、インターネットカフェで夜を明かす。そこでアメリカ合衆国の人気アーティストビースティ・ボーイズのDVDを見ている。 その後、6時20分ごろ携帯電話でタクシーを予約し、6時50分ごろタクシーに乗って警察署に乗りつけた。タクシーの後部座席にもバッグからたれたと思われる血が付着していた。 自首した際には少年Kは、返り血と見られる血が付いた服を着ていた。遺体の首と頭には包丁で刺された傷が複数あり、手には抵抗した際に出来たと思われる無数の傷があった。 アパートの遺体の側には、血まみれの包丁とのこぎりが残されていた。のこぎりは数日前に市内のホームセンターで買ったものだという。 ※この事件の犯人とスレ主が同一人物であったかどうかは判明はしていない。 (おわり) [[一覧へ]]
<span style="color:orange">1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/22(金) 23:30:39.34 ID:pDww8pjjO</span> 去年の4月に大学を卒業して、マンションに引っ越した。 そのマンションが 回=回=回= ←こんな形をしたマンションなんだ。真ん中が中庭になっていて、俺は左端に住んでる。 =のところも部屋があってマンションは6階建て。右側にマンションの玄関があり、そこからしか出入りはできない。 中庭といっても地面も壁もコンクリートで使い道は全くない。 で、俺の住んでる部屋からはドアがあって中庭に入れる。他の部屋からは不可。 その中庭がおかしいんだ。 どうおかしいかは説明できないんだが、とにかく中庭にしばらくいると目が回って気分が悪くなる。 2 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/22(金) 23:31:37.61 ID:BEFUlDNm0 ほう 3 :パスタ ◆Pasta/zb6. :2012/06/22(金) 23:31:51.44 ID:3RfUTPwBi 続きはよ [[次へ->next8]]
@@.mapShrink;[img[https://166.news/wp-content/uploads/2023/08/monastery-7423833_1280.jpg]]@@ <span style="color:orange">5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/22(金) 23:32:13.42 ID:pDww8pjjO</span> 住み始めた頃は中庭には入ることもなかったからわからなかったんだけど 5月に部屋を掃除することにしたんだ。 で、小さな虫が結構わいてくるから、殺虫剤をまきに中庭に入った。 殺虫剤をまいてたらフラフラしてきたから始めは殺虫剤の成分を吸い込み過ぎたかと思って気にしなかった。 さらにしばらくして6月にまた掃除をしに中庭に入った。 ほうきとちり取りを持って中庭に入ったんだが、それだけでフラフラしてきた。 <span style="color:orange">7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/22(金) 23:33:10.33 ID:pDww8pjjO</span> 暑かったし、空気が篭る場所だからそれにやられたのかなと思ったけど 休み休みしながら中庭を掃除した。 中庭に入ると視界がぐるぐる回り、部屋に入るとすぐに回復。 あまりにもすぐに気分が悪くなるし、部屋に戻れば良くなるからなんかヤバい気体でもわいてるのかなと思った。 管理会社に電話して中庭について聞いてみたら「以前に住んでいた人からはとくに連絡はありませんでしたが念のため」 というわけで来てもらって調査してもらった。 [[次へ->next9]]
<span style="color:orange">10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/22(金) 23:35:13.70 ID:pDww8pjjO</span> 管理会社の人がやってきて排水溝やなんかを調べてくれたけど異常なし。 俺も立ち会ったんだけど、どうも目が回るのは俺だけのようだった。 臭いもしないし、管理会社の人は気分悪くならなかったので、そのまま帰ってもらった。 その後も中庭に入ると目がぐるぐる回るのは続いた。正確には中庭に入り、部屋との境のドアを閉めると、なんだが。 で、10月の掃除の日に中庭に入った時ことなんだ。 別に暑くもなく、俺の体調も全く悪くない。 中庭に入ってすぐに目がぐるぐる回った。今までよりはるかに強かった。 <span style="color:orange">12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/22(金) 23:37:57.15 ID:pDww8pjjO</span> ドアを閉めた瞬間に一気に上下がわからなくなり、倒れてしまったんだ。 気分が無茶苦茶悪くなり、吐きそうになりながら、とにかく身体を左右にゴロゴロ転げ回していた。 視界が赤黒く染まっていき、そのまま一瞬だけ意識がなくなった。 一瞬というか瞬きした瞬間に赤黒いのがなくなった。 気分が悪いのも全くなくなり、俺はそのまま掃除をして、部屋に入った。 [[次へ->next10]]
@@.mapShrink;[img[https://166.news/wp-content/uploads/2023/07/gahag-0105840536-1.jpg]]@@ <span style="color:orange">15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/22(金) 23:39:11.91 ID:pDww8pjjO</span> 部屋に入った後、喉が渇いたから水を飲もうとキッチンに向かった。 キッチンから空が見えるんだが、とにかく空が青い。 やたらと濃い青色をしてるんだ。 今日はいい天気なんだなー、とか思いながら、俺は掃除も終わったし、漫画を読みにコンビニに向かった。 玄関から出て空を改めて見ると驚愕した。 とにかく濃い青色で説明しにくいけど空が高い。 で、空気に臭いがあった。 嫌な臭いではないけど、とにかく嗅いだことのない臭い。 <span style="color:orange">16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/22(金) 23:40:41.07 ID:pDww8pjjO</span> マンションの廊下を通って、コンビニに向かうんだけど町内会の掲示板がある。 そこに目をやると違和感を感じた。見てみるとなんだか脈絡のない文書ばっかりなんだ。 ア活めるゆフィ柿のさと とか日本語をごっちゃ混ぜにした文書が書かれてる。 掲示板に張られている紙が全部そんな感じ。 政治家のポスターなんかも政治家の顔写真に へつ下のイ目はタイ燻ら當兎 (タイの次の字はこんな見た目だった。政治家の顔は誰が知らんけど普通) [[次へ->next11]]
@@.mapShrink;[img[https://166.news/wp-content/uploads/2023/07/arrangement-22013_1280.jpg]]@@ <span style="color:orange">17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/22(金) 23:43:01.41 ID:pDww8pjjO</span> 俺はまた???ってなってとにかくコンビニに行こうとマンションを出た。 マンションを出て道を挟んだらすぐにコンビニがある。 で、マンション前の道路で信号待ちをしてるとやっぱりおかしい。 コンビニの看板やマンションの横は花屋なんだが、花屋の看板もおかしい。 花屋はヤ母イ とか、コンビニは イイ目だ とか書いてある。 通行人とか車はいるんだが、そっちは普通。とくに変わったところはなかった。 <span style="color:orange">18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/22(金) 23:47:12.62 ID:pDww8pjjO</span> コンビニに入ると アヨダナマーリッサー 的な声を店員が発した。 本棚に向かうと本の表紙の文字もおかしい。掲示板と一緒で日本語をやみくもに並べた感じ。 で、段々と怖くなってきてなんとなく携帯電話を取り出した。 携帯電話は圏外。メールとかは今まで通り普通の日本語。 本棚以外の商品とかをみてもわけがわからない日本語の羅列。 さらに怖くなってきてコンビニを出た。 [[次へ->next12]]
20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/22(金) 23:51:37.64 ID:RY79mtFW0 念のために聞いておくがおかしな薬をやってたりはしないよな? <span style="color:orange">21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/22(金) 23:52:03.15 ID:pDww8pjjO</span> おかしい。おかしい。と思いながら部屋に戻ってテレビをつけるとテレビの言葉も理解できない。 見たことない番組ばかりで知ってるタレントなんかは皆無。 水をもう一杯飲んで自身を落ち着けた。 頭を打っておかしくなってしまったのかと思い、近所の掛かり付けの病院にいくことにした。 病院に向かう道中も文字は意味がわからないものばかり。 とにかく誰か知ってる人に会いたい、話したいと考えながら病院に向かった。 <span style="color:orange">22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/22(金) 23:53:52.55 ID:pDww8pjjO</span> >>20 使ってないよ。 病院について病院の看板をみても意味不明。 言葉が伝わるかかなり不安な中、受付に行くと案の定、お互いに意味不明。 頭を打ってしまって調子が悪いんですが と言ったんだが受付の人からはわけわからんことを言われた。 保険証を見せたんだが、首を傾げられる。 俺の言葉、わかりませんか? というが全く伝わらない。 うにゃうにゃ何か言われて、受付の人が電話で何か話しだした。 で、白衣の男の人が出てきて、俺に話しかけるんだけど、全く何言ってるかわからない。 [[次へ->next13]]
<span style="color:orange">24: ◆oEuXbtOECc 2012/06/22(金) 23:58:01.58 ID:pDww8pjjO</span> 男の人は受付のソファを指差し、俺を身振り手振りで誘導した。 俺と白衣の男の人と一緒に座った。 白衣の人はいろいろ話しかけてきてくれるんだが、俺は意味がわからず、保険証や運転免許証を見せたりしてた。 しばらくしたら警察らしき人が三人きた。 警察らしき人と白衣の人はチラチラと俺の方見ながら話をすると警察が俺に近づいてきた。 ペコッと頭を下げたあとに俺の手を取って軽く引っ張ってきた。 何がなんだがわからないがとにかく俺は警察が何とかしてくれると思ってそのまま引っ張られていった。 <span style="color:orange">26: ◆oEuXbtOECc 2012/06/23(土) 00:00:12.32 ID:wZKc7ADxO</span> パトカー?の中で警察の偉いさんみたいな人が声かけてきたけど、やっぱりわけがわからない。 俺はもうとにかく泣きたくなってきて不安で不安で仕方なくなってきた。 恥ずかしながら母親に会いたいとか思いながらぶるぶる震えてた。 警察の偉い人は俺の肩から背中にかけて何度も何度も撫でてくれて、優しそうになんか言ってくれた。 おかげで何とか泣いたり、錯乱したりせずにおとなしくできた。 警察署みたいな場所について応接室?に場所に通された。 広くてソファがあってすぐに緑色のお茶らしき液体とお菓子らしきものを出してくれた。 [[次へ->next14]]
<span style="color:orange">29: ◆oEuXbtOECc 2012/06/23(土) 00:04:37.80 ID:wZKc7ADxO</span> >>25 すまん、思い出しながら書いてる部分もあるから。小出しでいいならペース上げる。 お茶とお菓子をみると無性にがっつきたくなった。 ジェスチャーで食べていいみたいなそぶりがあったので、手を合わせてからお茶を頂いた。 少し熱かったけど、甘いとしょっぱいの中間みたいな味だった。 温かい物を口にしたせいか少し落ち着きを取り戻した。 お菓子にも手を伸ばした。形状は煎餅みたいなのと小さな饅頭みたいなの。 煎餅も饅頭もとくに変な味じゃなくそれなりにいけた。 警察署の人達が応接室にいて、ずっと俺を観察してた。 <span style="color:orange">31: ◆oEuXbtOECc 2012/06/23(土) 00:09:29.00 ID:wZKc7ADxO</span> お菓子を食べる手は止まらず、ずっとパクパク食べていたら、スーツの人が二人入ってきた。 スーツの人は俺の前で両手を出すと手の平を俺に向けてきた。 で、両手の裏表とひっくり返したら今度はかばんからペンライトを出した。 スーツの片方が俺の横に座って、両手を優しく押さえてきた。 別の片方がペンライトを指差すと光を俺の目の方へ当ててきた。 俺はそのまま光を見てるとペンライトのスーツにまぶたを広げられ反応?を観察された。 結局、両目やったあと、今度は口内、鼻、耳にも光をあてられた。 [[次へ->next15]]
<span style="color:orange">32: ◆oEuXbtOECc 2012/06/23(土) 00:11:47.79 ID:wZKc7ADxO</span> 診察みたいなのが終わって、隣のスーツが手を離してくれた。で、今度は話しかけられた。 スーツの人が何か言うと間があく。明らかに俺に質問をしていた。 でも、俺は言葉がわからないから黙っていた。質問毎に紙にチェックをしてた。 どうしていいかわからず首を傾げていたが、文字なら伝わるかも、と思って携帯電話を出した。 で、携帯電話の新規メール作成で「言葉がわかりません」と打って向かいに座っているスーツの人に見せた。 <span style="color:orange">34: ◆oEuXbtOECc 2012/06/23(土) 00:15:30.87 ID:wZKc7ADxO</span> スーツの人はなんかすっごいびっくりした感じになった。 でも、相変わらずわけのわからない言葉を警察の人と話して俺の携帯電話の画面を見せ合ってた。 その後、紙に「言葉がわかりません」ってスーツの人が書いて、ペンでその文字を指した。 俺は「うんうん」と頷いたんだが、そこで沈黙。 ちょっと間があってスーツの人が「言葉がわかりません」の文字の上を指でなぞりながら ウヨメ、が、わかりません ってゆっくりと言ったんだ。 で、俺が ことば、が、わかりません って返した。 [[次へ->next16]]
@@.mapShrink;[img[https://166.news/wp-content/uploads/2023/07/note-3205464_1280.png]]@@ <span style="color:orange">35: ◆oEuXbtOECc 2012/06/23(土) 00:18:28.90 ID:wZKc7ADxO</span> 俺はペンを借りて「あ」って紙に書いて「あ」って言った。 そしたらスーツの人が「あ」と言ってうんうんと頷いてた。 今度は「こんにちは」と書いて「こんにちは」と言ったら一文字一文字指を指しながら こ、ん、に、ち、は ってスーツの人が言った。 今度は漢字で「京都」って書いて「きょうと」って言ったらスーツの人は首を振って「うんた」みたいなこと言った。 で、もう一人のスーツの人がそいつの携帯電話でなんか話し出した。 36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/23(土) 00:21:04.07 ID:mgwXMxgY0 どうやって帰ってきたのかが気になる… <span style="color:orange">38: ◆oEuXbtOECc 2012/06/23(土) 00:22:49.26 ID:wZKc7ADxO</span> >>36 長くなりそうなんで、帰ってきたくだりだけ書きましょうか? スーツの人が携帯電話で話し始めたら俺と話してくれてた人もそっちに注目して会話?は終了した。 携帯電話の通話が終了したらそいつが何やら話し始めたらんだが、わけがわからない。 で、スーツの二人はそのまま退室。俺はさらに???になった。 その後、警官が写真みたいなのを何枚が持ってきて、机に並べた。 写真は全て食べ物の写真だった。 うどんや丼、寿司もあったけど、中にはお米に野菜を刺したみたいな始めて見るものもあった。 警官が写真の上全体を軽くなぞった。 どれか一つ選んで という意味かと思い、丼を指差した。 [[次へ->next17]]
<span style="color:orange">41: ◆oEuXbtOECc 2012/06/23(土) 00:29:09.13 ID:wZKc7ADxO</span> うんじ? みたいなことを言われたけど、俺はわけがわからなかった。 俺は丼の写真を指差して、箸で食べる仕草をした。 そしたら、大きく頷かれて部屋を出ていった。 で、その後はしばらく放置されて、そのまま。警官の人が何人かいるけど、無言だった。 俺はどうしようかと考えたけど、どうすることもできず、お茶を飲んだり辺りにあるものを観察したりした。 お茶は美味しいし、すぐにお代わりはくれた。 ソファを始め、机やドアなどとにかく今までとなんら変わらなかったが、文字が意味不明だった。 お菓子の包装紙にアルファベットが書いてあるんだが、これも意味不明。 英語ではないようだった。 <span style="color:orange">42: ◆oEuXbtOECc 2012/06/23(土) 00:29:52.53 ID:wZKc7ADxO</span> で、他にいろいろ物色しようと立ち上がろうとすると部屋にいた警官に囲まれてしまうんだ。 結構ガチな感じで囲まれて、明らかに臨戦体勢。 俺はびびっておとなしく座りながら辺りをキョロキョロしてた。 しばらくしたらさっき写真見せてくれた人が丼持って帰ってきた。 箸もあるし、どうぞ、みたいな手振りをしたので、手を合わせ、頭を下げてから頂いた。 [[次へ->next18]]
<span style="color:orange">43: ◆oEuXbtOECc 2012/06/23(土) 00:31:01.89 ID:wZKc7ADxO</span> 味は普通の卵丼だった。とにかく不安のせいかお腹が減っていたのでかなりの勢いでがっついた。 お腹が膨れ少しだが落ち着きが出てきた。 ずっと緊張しっぱなしだったがわずかに頭が回転しだした感じがした。 で、食べ終わると今度はいろいろな写真が出てきた。 人物とか風景とか絵画とか。 どれも知らないものばかりで反応に困った。 一枚一枚手に持ってくれて、見やすくしてくれたり、部分部分を指差してくれるんだが、どう対応していいかわからない。 <span style="color:orange">46: ◆oEuXbtOECc 2012/06/23(土) 00:35:09.53 ID:wZKc7ADxO</span> しばらくそんなやり取りが続いたが無意味と思ったのか終了した。 で、今度は病院から移動してきた時みたいに優しく手を引っ張られた。 移動するのか、と思った俺は立ち上がった。 今度は囲まれることはなく、手を引っ張られながら部屋を出た。 部屋を出るとなんとなく空気が重い感じがした。 さらにしばらく署内を歩くとSP?っていうか明らかに物々しい奴らが俺の周りを囲いだした。 俺はそのまま駐車場にいき、車に乗せられた。真っ黒ででかい車だった。 さらに前後には別の黒い車があって、一緒に走りだした。 [[次へ->next19]]
@@.mapShrink;[img[https://166.news/wp-content/uploads/2023/07/1212.jpg]]@@ <span style="color:orange">49: ◆oEuXbtOECc 2012/06/23(土) 00:37:36.73 ID:wZKc7ADxO</span> 後部座席真ん中で左右は警官。 またまた俺は緊張しながらずっと移動した。 で、一時間ぐらい車内にいたんだが、眠くなって俺はそのまま眠ってしまったんだ。 気がつくと俺はベッドで横になってた。 車の中じゃなくて病院みたいなところ。 医者なナースっぽいのがたくさんいた。 起き上がろうとすると頭がガンガンに痛くなって、無茶苦茶気分が悪くなった。 <span style="color:orange">50: ◆oEuXbtOECc 2012/06/23(土) 00:40:15.07 ID:wZKc7ADxO</span> 医者が俺の顔を覗きこみながら、ペンライトみたいなのでまた目や耳、口内を見られた。 とにかくちょっとの衝撃で頭が割れるように痛いので何もしてほしくなかったが、身体もうまく動かせなかったので、おとなしく耐えてた。 医者が診察を終えると他の医者達となにやら話しをし始めた。 で、話したかと思うと今度は違う医者がペンライトではなく顔や頭を触ってきたり、機械の棒みたいなのを耳や鼻に突っ込んだりされた。 医者達は基本的に無表情だけど、話す時は怪訝そうな感じだった。 俺はいい加減イライラしてきて「痛い!」って声にだした。 発した瞬間に医者達はかなりびびった感じになった。 で、そのあと、すぐに肩のあたりを注射されて意識が薄れていった。 [[次へ->next20]]
<span style="color:orange">51: ◆oEuXbtOECc 2012/06/23(土) 00:44:02.23 ID:wZKc7ADxO</span> 気がつくと金属というか壁とベッドとトイレしかないような部屋にいた。 窓もないし、本やテレビもない、何もない部屋だった。 ただ、天井には監視カメラが四台ついてた。 起きようとするが、頭痛が酷くてうまく起きれなかった。 ゆっくりと身体を起こすと壁が隠し扉?みたいにノブがないんだが、そこが開いてナースが入ってきた。 ナースは食事をキャスターで運んで、俺の耳に金属の棒を入れて、すぐ出したあと、何もいわずに出ていった。 パンとゆで卵とサラダとオレンジジュースだったが、オレンジジュースだけ飲んだ。 <span style="color:orange">54: ◆oEuXbtOECc 2012/06/23(土) 00:47:42.74 ID:wZKc7ADxO</span> とにかく頭痛が酷くて動けなかった。 でも、眠るのも限界で全く眠くない。 痛みを我慢しながら少しずつベッドからでてみた。 格好は病院着みたいなワンピース?で下着とかはいてなかった。 で、ベッドが降りて立とうとするんだが、うまく立てない。 足に力が入らずにふらふらと床に倒れ込んでしまうんだ。 そのまま激痛が走って、気絶。 気がつくとまたベッドの上だった。 [[次へ->next21]]
<span style="color:orange">55: ◆oEuXbtOECc 2012/06/23(土) 00:49:59.05 ID:wZKc7ADxO</span> そんなのが何回か続いたあたりで発狂?っていうかとにかく叫びたくなった。 頭が痛いのもなんとなく快感に変わって、俺はとにかくベッドの上で叫びまわってた。 ごろごろベッドの上を笑いながら転がったり、監視カメラに向かって一生懸命話しかけたりしてた。 笑いがとにかくとまらない。 かと思うといきなりこっちの世界が恋しくなって泣き始めたりしてた。 定期的かはわからないが、気がつくとベッドに拘束された状態でMRIっていうの?みたいなのの中に入れられたりしてた。 <span style="color:orange">60: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/23(土) 00:55:28.56 ID:wZKc7ADxO</span> 正直、感覚がいろいろおかしくなってきていて頭痛→快感→熱さ・寒さ→こそばゆいと頭の感覚は変わっていった。 熱さとか寒さはとにかく頭が熱かったり、寒かったりする。 尋常じゃないぐらいに。 新しい感覚が頭に入る旅に俺はキャーキャー言ってた。 [[次へ->next22]]
<span style="color:orange">63: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/23(土) 01:03:01.54 ID:wZKc7ADxO</span> しばらくそんな生活が続いて、またMRIの中に入れられたんだ。 で、ブウーンって低い音が響いたかと思うと頭が破裂するぐらいの激痛が走った。 目玉が飛び出すぐらい頭に力が入った。 のたうちまわるんだけど、拘束具で動けなくて、ガチの悲鳴をギャーギャーあげてた。 そのまま気絶して、気がつくとまたベッド。 そしたら気分というか感覚が元通りになった。 痛いのも変な感覚もなく普通。 <span style="color:orange">65: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/23(土) 01:05:36.75 ID:wZKc7ADxO</span> そしたら今度は部屋の中を普通に歩けるようになったので、部分し始めた。 とくに何もみつからかったが、壁は柔らかかった。 で、いきなり部屋の中にまたあのわけのわからない言葉でいろいろ言われ始めた。 罵倒される感じじゃなく、説明する感じで。 で隠し扉みたいなのが開くと普通の格好をしたおじいさんとおばあさんが入ってきたんだ。 本当に普通。 [[次へ->text23]]
<span style="color:orange">68: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/23(土) 01:08:46.20 ID:wZKc7ADxO</span> 入ってきたおじいさんとおばあさんはいきなりひざまずいて、泣きながらまたまたわけのわからない言葉を言った。 俺は???なわけだが、二人は泣きながら手を合わせたり土下座したり。 どうしていいかわからないからボーッと立っていたら俺の右手におばあさんがしがみついた。 えっ!と思ったらおばあさん、泣きながらさらに頭を下げたり、俺を見上げたりした。 俺も姿勢を低くするためにひざまずくと二人はさらに頭を床に擦りつけて、土下座した。 状況や言葉はわからないが、どうやら謝っているように見えた。 <span style="color:orange">72: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/23(土) 01:12:44.08 ID:wZKc7ADxO</span> 俺は事態がわからないながらも何か申し訳なくなって、おじいさんの両手をとって握ってみた。 そしたらまた号泣。 ずっと???なわけだが、いきなり隠し扉が開いて警備員みたいな人に軽く引っ張られてながら二人は出ていった。 で、隠し扉の向こうが気になって覗いてみたが真っ暗でよく見えなかった。 さらに今度は警備員に連れられて子供がやってきたんだ。 スーツにネクタイで丸坊主の白人だった。 [[次へ->next24]]
<span style="color:orange">76: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/23(土) 01:15:47.56 ID:wZKc7ADxO</span> 子供は警備員に守られながらゆっくりと俺に近づいてきた。 で、俺の50cmぐらい前にきたらボンッて音がした。 音と一緒に子供の首周りの襟巻きトカゲみたいに金属の板が広がったんだ。 俺はびびってのけぞいたんだが、子供はそのままゆっくりと近づいてきた。 で、右手をゆっくり差し出してきた。 その瞬間に俺は警備員に押さえ付けられて頭を下にされたんだ。 79: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/23(土) 01:18:55.21 ID:1Q4Kdb9v0 >>1に俺らの言葉はちゃんと見えているのか <span style="color:orange">80: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/23(土) 01:19:25.16 ID:wZKc7ADxO</span> 警備員に後ろで押さえ付けられながら、頭を上からぐいぐい押された。 子供は手を俺の耳にあてた。 そしたらブルブルッと震えがきたんだ。 子供は機械音声みたいな声でキーイーハーキーみたいな声を発した。 頭が下に向いてるから何をされているかよくわからなかったが、耳の穴から何かが入ってくるのがこそばしさとモゾモゾ音でわかった。 モゾモゾ音がしばらく続いた後、ブチッと音とともに激痛が走った。 [[次へ->next25]]
@@.mapShrink;[img[https://166.news/wp-content/uploads/2023/07/3333.jpg]]@@ <span style="color:orange">85: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/23(土) 01:22:46.55 ID:wZKc7ADxO</span> >>79 大丈夫です。ちゃんと意味わかります。 どうも鼓膜を破ったらしく、頭の中の触れない部分を触られてる感覚があった。 反対の右耳からはゴソゴソみたいな音が聞こえた。 痛くて痛くて仕方なかったし、何より耳から何かが侵入してる恐怖で全身に力を入れたが、警備員は増え、さらに厳重に押さえ付けられた。 悲鳴も上げたが、この行為は続行。正直、このまま死ぬと思った。 <span style="color:orange">89: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/23(土) 01:27:52.96 ID:wZKc7ADxO</span> とにかく苦痛と恐怖に耐えた。 「次の瞬間死ぬ」と何度も感じたが、とにかく何もしなかった。 しばらくするといきなり頭の中でキキキキキキキキキキカカカカカカカカカカというような音がなった。 だんだんと音は高くなっていった。 で、しばらくすると音が高過ぎて頭が痛くなってきた。 それでも音は鳴り続け、さらに頭の中を指みたいなのが触ってくる感覚がきた。 押したり、つねったりされてる感覚。 で、真ん中からスパッと頭を別けられるような感覚がきた。 [[次へ->next26]]
<span style="color:orange">91: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/23(土) 01:31:04.13 ID:wZKc7ADxO</span> 死んだ!と思ったが、身体はそのまま。 頭の中から音や指の感覚はなくなっていった。 子供の足が後ろに下がっていって俺を押さえ付けてた警備員も離れた。 俺はその場にへたりこんだ。 で、子供の手を肩のところまで血?がついてた。 左耳を触ってみたら、案の定俺の手にも血がついた。 隠し扉が開いて、子供と警備員はでていった。 <span style="color:orange">100: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/23(土) 01:44:19.31 ID:wZKc7ADxO</span> すいません、夜食食べてたので遅れました。 その後、ナースと警備員が入ってきて、耳の血を拭いてくれた。 耳には血が付いてるだけで、出血はなかった。 ナースが作業を終えると今度はまた医者がやってきた。 アイパッド?かノートPCみたいなものを持ってた。 [[次へ->next27]]
<span style="color:orange">105: ◆oEuXbtOECc 2012/06/23(土) 01:49:14.34 ID:wZKc7ADxO</span> アイパッドみたいなのの画面をこちらに見せてくるんだが、警察の時と同じような画像ばかりだった。 俺はお腹が空いたし、休みたかったが、それを伝えることもできず、だるそうに対応というか医者を相手にしてた。 何枚か画像が変わった時に俺のマンションの外観の画像が出た。 今までは人物や風景、何かイベントの写真ばかりだったのにいきなり知っている画像が出て俺は驚いてついつい反応してしまった。 医者は俺の反応を確かめたみたいで次の画像にいくとマンションの俺の部屋の入口の画像になった。 <span style="color:orange">110: ◆oEuXbtOECc 2012/06/23(土) 01:52:26.20 ID:wZKc7ADxO</span> 画像は俺の部屋の中に入っていった。 リビングやキッチン、風呂場、寝室と写っていた。 キッチンから外を見る限り、この画像はこちらの世界っぽかった。 画像を全て見せ終わったようで画面が真っ暗になった。 医者達は真っ暗になったのは確認すると落胆してる奴とか熱く語りはじめる奴とかがいた。 [[次へ->next28]]
<span style="color:orange">115: ◆oEuXbtOECc 2012/06/23(土) 01:55:27.45 ID:wZKc7ADxO</span> で、熱く語っている中、で一人の医者がアイパッド?を出した。 周りの医者が「やめろよ!」みたいな感じでアイパッドを抑えようとして、喧嘩っぽくなった。 警備員が間に入り、今度は怒鳴り合いが始まった。 俺を何度も指差して何やら怒鳴ってた。 怒鳴られたほうも首を振ったり、両手で何かジェスチャーして何かを必死にお互いに伝えあってた。 116: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/23(土) 01:57:04.66 ID:l9GZx9W30 なあ。結局戻れたのか? <span style="color:orange">120: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/23(土) 01:59:21.24 ID:wZKc7ADxO</span> しばらく討論みたいなのが続いて、結局、懐からアイパッドを出した奴は負けたみたいでおとなしくなった。 で、結局、別の医者がアイパッドを出してきて、またわけのわからない人物や風景の写真を見せられた。 医者は五人いたと思う。 代わる代わる画像を見せるが、始めの一人以外の画像は意味不明だった。 で、最終的に懐からアイパッドを出した討論に負けた奴がニヤニヤしながらアイパッドを出した。 なんか怖かったけど、アイパッドを見ると イ 画 ら 桜 って書かれた画面を出された。 俺は???ってなって何も反応しなかった。 [[次へ->next29]]
@@.mapShrink;[img[https://166.news/wp-content/uploads/2023/07/4321.jpg]]@@ <span style="color:orange">124: ◆oEuXbtOECc 2012/06/23(土) 02:06:23.82 ID:wZKc7ADxO</span> >>116 戻ってきてますよ。 ニヤニヤしたり吹き出したりしてると周りの医者が「やめろよ」ってな感じで肩を叩いたり、無理矢理向きを変えようとしてた。 で、いきなりゲラゲラ笑い出したかと思うとアイパッドの画像が中庭の画像になった。 俺は中庭だと思ってまた反応してしまった。 何となくとても懐かしい感じがした。 マンションの外観やキッチンや寝室、リビングも懐かしいはずなのに、中庭のほうになぜか感動した。 医者はゲラゲラと笑いながらアイパッドを俺の顔に近づけてきた。 <span style="color:orange">131: ◆oEuXbtOECc 2012/06/23(土) 02:10:22.77 ID:wZKc7ADxO</span> アイパッドが俺の顔面に当たって、今度は警備員に医者が取り押さえられた。 5人の医者中で始めに俺に画像を見せた医者が隠し扉の方を指差して、なんか怒鳴った。 中庭の画像を見せた医者はゲラゲラ笑いながら何かを俺に向けて怒鳴りながら警備員に退場させられた。 残った医者達は頭を下げてきた。 俺も頭を下げた。なんとなく。 そのまま医者や警備員達は部屋を出た。 [[次へ->next30]]
@@.mapShrink;[img[https://166.news/wp-content/uploads/2023/08/4444-64c8650bbf9a4.jpg]]@@ 133: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/23(土) 02:11:26.55 ID:1pQYwS160 あとどれくらいで完結するのか教えてくれ <span style="color:orange">135: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/23(土) 02:13:45.06 ID:wZKc7ADxO</span> やっと静かになったと思って俺は眠ることにした。 が、なかなか寝付けず、お腹が空いたのと喉が渇いた。 俺はベッドから出て監視カメラに向けて、箸でご飯をかきこむ仕草や水を飲み仕草をしたが、無視だった。 腹が立ってきて壁を蹴ったが無駄だった。 結局、寝るしかないのでベッドに戻った。 が、ベッドとベッドを支える台の隙間に何かがあるのを見つけた。 <span style="color:orange">143: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/23(土) 02:17:09.23 ID:wZKc7ADxO</span> >>133 今、実は仕事中なんです。仕事が忙しくならなければ後一時間ほどでしょうか。 黒い土台に白い布団が上に置かれているベッドなんだが、明らかに布団以外の白いものがその隙間から出ていたんだ。 俺はそれを見付けると隙間から出した。 紙だった。 紙には ずっとそこに と書いてあった。 ???だが、意味がわかる言葉だった。 「ずっとそこに・・・?」なんて考えていると隠し扉が勢いよく開いた。 [[次へ->next31]]
<span style="color:orange">146: ◆oEuXbtOECc 2012/06/23(土) 02:20:39.07 ID:wZKc7ADxO</span> 警備員がすげい勢いで部屋の中に入ってきて取り押さえられた。 反射的に紙を握ってしまったんだが、警備員達の狙いは明らかにその紙で俺は右手を無理矢理パーにさせられた。 警備員達は紙を回収するとすぐさま去っていった。 のしかかられたので痛いし、せっかくの発見は取られるしでマジでイライラしたが、何もしなかった。 ずっとそこに の意味を考えることにした。 <span style="color:orange">153: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/23(土) 02:25:32.50 ID:wZKc7ADxO</span> ふて寝しながら考えているとナースが食事を持ってきた。 もちろん、警備員も一緒。 俺にのしかかった奴だったからイラッとしたがとにかくガツガツ食べた。 食べ終わると頭に血がいくのがわかったが、しばらくすると気分が悪くなってそのまま寝た。 気がつくとまたMRI見たいなのに入れられて検査されてた。 ブウーンって音はしたが、今度は痛くなかった。 ただ、今度は頭の中にフラッシュバックっていうのか、目を開けてるのに視界が全く別の場所になったりした。一瞬だけ。 [[次へ->next32]]
<span style="color:orange">160: ◆oEuXbtOECc 2012/06/23(土) 02:30:20.94 ID:wZKc7ADxO</span> フラッシュバックした画像は俺の実家や小学校みたいな昔のやつから新しい大学のまでと全くしらん画像もあった。 白人で金髪の女が荒れ地に立ってる画像だったり、真っ黒なクレーターみたいなのの淵に立ってした見てたり。 次々に画像が入れ替わっていった。 段々と画像の入れ代わりが早くなり、始めは瞬きする時にチラッと見えたのが、もはやまともに目が見えないぐらいだった。 意味不明な画像と俺の思い出はランダムに映し出された。 <span style="color:orange">164: ◆oEuXbtOECc 2012/06/23(土) 02:35:13.04 ID:wZKc7ADxO</span> 最終的には目が空いているのか空いていないのかわからなくなるぐらいに画像が絶え間無く連続したフラッシュバックした。 段々と目が痛くなってきたあたりで気を失ったのか俺はベッドにいた。 ベッドにはいるんだが、目はギアみたいなのか付けられていて何も見えかった。 瞬きをしようにも目が全く動かなかった。 ベッドの肌触りから戻ってきたことはわかったが、失明したのかと不安になった。 [[次へ->next33]]
@@.mapShrink;[img[https://166.news/wp-content/uploads/2023/07/4321.jpg]]@@ <span style="color:orange">166: ◆oEuXbtOECc 2012/06/23(土) 02:40:24.73 ID:wZKc7ADxO</span> それからは暗闇とMRIのフラッシュバックの連続だった。 フラッシュバックの内容は相変わらず意味不明な画像は意味不明だが、知っている画像は俺の中でも忘れかけていたような画像も出てきた。 そんな時間が続いたある時、いつものようにMRIの途中で目が痛くなって気がついたらベッドだった。 だが、例のゲラゲラ笑いが聞こえた。 <span style="color:orange">169: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/23(土) 02:43:56.55 ID:wZKc7ADxO</span> ゲラゲラ笑いでヒィヒィ言いながら永遠とわけのわからない言葉を発していた。 声の質から同じ部屋にいて、移動しながら笑っているようだった。 時々頭を触られたりしたが、とにかく恐怖だった。 何言ってるかわからないし、暗闇の中にあの笑い声とわけのわからない言葉のみがあるのは怖かった。 しばらく笑うと「あぁー」と笑いが止まった。 で、耳元で ずっとそこに と囁かれた。 [[次へ->next34]]
173: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/23(土) 02:46:19.39 ID:jz4kuBQW0 トイレの描写がないからリアルじゃないな <span style="color:orange">175: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/23(土) 02:47:21.18 ID:wZKc7ADxO</span> ずっとそこに と囁くとクスクス笑いながら部屋から出ていった様子だった。 その直後に建物が揺れて爆発音がした。 警報がみたいなのがなり響いたが、この部屋にはだれも来ないようだった。 警報がなり続けて、しばらくすると煙の臭いがし始めた。 ヤバいと思ったが、目も見えないし、どうしていいかわからず、とにかくベッドから出た。 <span style="color:orange">179: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/23(土) 02:50:46.08 ID:wZKc7ADxO</span> 手を前に出して隠し扉があったあたりに向かって壁に着いた。 壁を調べたが隠し扉は開かなかった。 監視カメラがあった方に手を振ってみたが反応なし。 段々と煙の臭いが濃くなってきて、いよいよヤバいなと思っていると隠し扉が開いたような音がした。 で、誰かが入ってきた気配がした。 俺はそのままその誰かに担がれて部屋から運び出された。 [[次へ->next35]]
<span style="color:orange">184: ◆oEuXbtOECc 2012/06/23(土) 02:54:48.15 ID:wZKc7ADxO</span> >>173 トイレは部屋の中にありました。書き忘れていたらごめんなさい。 俺は神輿みたいに肩で担がれているようだった。 隠し扉は幅が細く、担いだままでは通りくいようで、頭と足をぶつけた。 で、俺は ずっとそこに を思い出した。それにいっそこのまま煙を吸って死にたかった。 だから、隠し扉を通させないようにわざと両手両足を開いたり、暴れたりした。 怒鳴るような声がしたが、何を言ってるのかわからない。 <span style="color:orange">186: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/23(土) 02:58:45.37 ID:wZKc7ADxO</span> いろいろ隠し扉から出れないように頑張っていたけど、二人か三人ぐらいで手足を押さえられ、隠し扉を通過したっぽかった。 隠し扉を出るといろいろな方向から怒声や叫び声が聞こえた。 何より熱いし、煙がやばかった。 口と鼻のあたりにタオルを押し当てられて煙を吸わないようにされてた。 しばらく走って階段みたいなところ下りていった。 その辺でまた揺れて爆発音がなった。 [[次へ->next36]]
<span style="color:orange">194: ◆oEuXbtOECc 2012/06/23(土) 03:04:20.87 ID:wZKc7ADxO</span> 爆発音の後に床に落ちたみたいで痛かった。 床は固かった。 逃げようとしたけど、結局、また捕まって担がれた。 で、空気で明らかに外に出たのがわかった。 外には出たが、まだ走りっぱなし。 しばらく走った後にピタッと止まった。 <span style="color:orange">201: ◆oEuXbtOECc 2012/06/23(土) 03:08:52.38 ID:wZKc7ADxO</span> 止まったかと思うと今度は地面にゆっくりと下ろされた。 下ろされはしたが、肩と足を押さえられた。 えっ?えっ?と思ってキョロキョロしてると顔を押さえられた。 で、今度は何やらわけのわからない言葉で話ながら目のギアが付いているあたりを触り始めた。 何度も何度も たむから!たむから! と言われたが意味がわからなかった。 辺りからは怒声とかビシャーとか水をまく音はしていた。 [[次へ->next37]]
@@.mapShrink;[img[https://166.news/wp-content/uploads/2023/08/fire-5287345_1280.jpg]]@@ <span style="color:orange">206: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/23(土) 03:11:40.29 ID:wZKc7ADxO</span> で、ギアが外されたわけだが、瞼が開かない。 目の横の辺りが冷たくなったと思ったら痛みが走って、目が開いた。 眩しくて痛くてすぐに目を閉じたけど、一瞬見えた視界にはナイフを持った手が見えた。 たむから!たむから! とか言われてるけど尚も意味がわからなかった。 ゆっくりと目を開けると全然知らないオッサンが三人いて、心配そうに覗き込まれた。 <span style="color:orange">211: ◆oEuXbtOECc 2012/06/23(土) 03:17:07.99 ID:wZKc7ADxO</span> 俺が目を開くと三人は無茶苦茶興奮し始めた。 作業着っぽい格好をしたオッサン三人がやたらとはしゃいでいた。 周りを見ると地面はアスファルトの駐車場みたいな感じで、周りはビルだった。 で、案の定一つのビルからモクモクと煙が上がっていた。 オッサンが俺をおもいっきり引っ張ってきた。 力が強くて逆らえず結局、また担がれて走り出した。 [[次へ->next38]]
<span style="color:orange">220: ◆oEuXbtOECc 2012/06/23(土) 03:21:33.26 ID:wZKc7ADxO</span> 担がれたまま、俺はすぐ近くのビルに入った。 ビルは大阪の梅田スカイビルみたいな感じで真ん中に俺はいたみたいだった。 ビルに入るとそのままエレベーターに乗った。 ぐんぐん上に上がっていった。 真向かいのビルから煙が出ているので上にいけば煙の臭いがまたしてきた。 で、上の方までいったらまた今度は下へ向かうエレベーターに乗り換えた。 <span style="color:orange">225: ◆oEuXbtOECc 2012/06/23(土) 03:24:42.83 ID:wZKc7ADxO</span> エレベーターは地下まで行って、駐車場に出た。 すると大きな車がきた。 こっちの世界にはないような形で後部がやたらとでかかった。 俺は警察から移動する時と一緒でまた真ん中に座らされた。 そのまま車は発車。 外に出て煙が出てるビルから遠ざかった。 助手席から例のゲラゲラ笑いの医者が顔をだした。 [[次へ->next39]]
@@.mapShrink;[img[https://166.news/wp-content/uploads/2023/08/car.jpg]]@@ <span style="color:orange">231: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/23(土) 03:27:52.65 ID:wZKc7ADxO</span> ゲラゲラ笑いの医者は俺に向かって今度は優しく微笑んだ。 もう大丈夫だよ。 確かにこういった。流暢な日本語だった。 俺は一瞬意味がわからなかったがもう大丈夫だよ、と認識した瞬間 うええああ!? って叫んだ。 で、左右のオッサンを、え?え?って感じで見るんだが、左右のオッサンはこっちを見るだけで何も言わなかった。 <span style="color:orange">236: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/23(土) 03:30:48.28 ID:wZKc7ADxO</span> え、あ、ことは、わかる、すか? 的な返事をしたと思う。 正直、俺の方が日本語おかしかった。 ゲラゲラ「私の言葉わかりますか?」 俺「はぃ」 うまく発音はできないが、何とか日本語を話せた。 ゲラゲラ「今から、あなたを、元の世界に、戻します、いいですか?」 俺「ふい」 はいのつもりだったが、発音を忘れていた。 [[次へ->next40]]
<span style="color:orange">249: ◆oEuXbtOECc 2012/06/23(土) 03:34:52.47 ID:wZKc7ADxO</span> ゲラゲラ「京都府、京都市、○○区、○○の○番地、○○、マンション、ですね?」 ゲラゲラはわかりやすいようにゆっくりと話してくれた。 俺は 「そ、そす!」 とか微妙に間違った日本語を使って返事をした。 ゲラゲラは次に例ののわけのわからない言葉で運転手のオッサンに何やら説明し始めた。 ゲラゲラ「とりあえず、これ、どうぞ」 俺は水をもらった。 <span style="color:orange">256: ◆oEuXbtOECc 2012/06/23(土) 03:40:34.70 ID:wZKc7ADxO</span> 俺は水をいっきに飲み干した。 書き忘れたけど、ゲラゲラはひげもじゃでテンパでロン毛の油ぎっしゅなオッサンな。 車はかなりのスピードで走ってた。 場所は都会の真ん中みたいで今の日本とほとんど一緒だけど緑はほとんどなかった。 街はそれなりに活気があるらしく大阪市を美化した感じだった。 車の中はラジオみたいなのが流れるんだが、何言ってるか全くわからん。 [[次へ->next41]]
<span style="color:orange">261: ◆oEuXbtOECc 2012/06/23(土) 03:44:21.25 ID:wZKc7ADxO</span> 街道を抜けて高速っぽい道に入った。 ゲラゲラが 「察して、いる、と、思いますが、あなたは、今、追われて、います。ただ、もう、大丈夫、でしょう」 と言った。 水と走行中の車の時間でだいぶ日本語を思い出した。 俺「俺、追われてんですか?」 ゲラゲラ「そう、あなた、は、今、」 俺「あ、もう普通に話してもらって大丈夫ですよ」 <span style="color:orange">263: ◆oEuXbtOECc 2012/06/23(土) 03:47:09.30 ID:wZKc7ADxO</span> ゲラゲラ「回復したようですね」 ゲラゲラはほっとしたようだった。 俺「で、俺はなんで追われてるんですか?」 ゲラゲラ「わかっていると思いますが、あなたはこの世界ではなく、異世界から来ましたね?」 俺「え?」 ゲラゲラ「京都のこちらの住所かどこかからあなたは突然この世界にきた。違いますか?」 俺「いや、ちょっとよくわからないんですが」 [[次へ->next42]]
<span style="color:orange">270: ◆oEuXbtOECc 2012/06/23(土) 03:53:31.63 ID:wZKc7ADxO</span> ゲラゲラ「いいですか?この世界はあなたがいた世界ではないんです」 ゲラゲラ「同じ人間がいるにはいますが言葉も通じないし、微妙に違った世界なんですよ」 ゲラゲラはいろいろと説明を始めた。 俺は詳しい原因はわからないが、別の世界に入ってしまったこと。 異世界からきた人間なので詳しく調査されたこと。 脳を弄られたりしたが、何とか元に戻したなどを話してくれた。 とにかく元の世界に今から逃がすから、もうこの世界に来るきっかけになっただろう場所にいくな そんな行動はするなと言われた。 <span style="color:orange">278: ◆oEuXbtOECc 2012/06/23(土) 03:57:49.73 ID:wZKc7ADxO</span> 俺はマンションの中庭に入ったらこの世界に入ったことを言った。 ゲラゲラはだとしたらあなたはそのマンションに近づかないほうがいいと言った。 おじいさんとおばあさんに泣き付かれたことも言った。 ゲラゲラはおそらくだが、何かあなたがこの世界にきたきっかけを作ってしまったか何かだろう、とか言われた。 子供に耳から手を突っ込まれたと言ったらゲラゲラはあれに関しては自分もわからないと語った。 他にも異世界についていろいろと教えてくれた。 [[次へ->next43]]
<span style="color:orange">287: ◆oEuXbtOECc 2012/06/23(土) 04:02:23.95 ID:wZKc7ADxO</span> まず異世界はこっちの世界よりも文面がわずかに進んでいること。 異世界の人達はこっちの世界を知っているということ。 異世界には昔から亜人と呼ばれる生まれながらにちょっと変わった人間がいること。 スーツ着てた子供はおそらくこれ。だが、生まれてすぐに隔離される為、詳細はわからないとのこと。 今、異世界人達はこっちの世界で宇宙に行くようにこっちの世界に行こうとしていること。 <span style="color:orange">300: ◆oEuXbtOECc 2012/06/23(土) 04:07:05.13 ID:wZKc7ADxO</span> いろいろと説明してくれたが、中には理解できないものもあった。 俺はゲラゲラにあなたは何者でなぜ言葉がわかるのかを聞いた。 ゲラゲラはそれは教えることはできないが、元の世界に帰らないというなら教えると言われた。 俺は迷わずに 「いや、それは」 と断った。 ゲラゲラ「私もあなたの世界の出身なんですよ」 とだけ教えてくれた。 車は高速を走って異世界の京都に入った。 [[次へ->next44]]
<span style="color:orange">305: ◆oEuXbtOECc 2012/06/23(土) 04:10:53.77 ID:wZKc7ADxO</span> 異世界の京都南インターから京都(異)に入った。 看板なんかの文字は全く違うが基本的な建物や地理は同じだった。 理由を聞くと地球がそもそもなぜできたかとか説明されてイマイチわからなかった。 ゲラゲラはマンションに案内するよう言われて俺はマンションまでの道中を指示した。 例のコンビニと花屋を抜けやっと帰ってきた。 <span style="color:orange">314: ◆oEuXbtOECc 2012/06/23(土) 04:14:03.52 ID:wZKc7ADxO</span> ゲラゲラは今から私達が異世界のあなたを引き付けて部屋から出す、 その隙に中庭に入り、この世界にきたのと同じようなことをして下さい。 的なことを言った。 ゲラゲラ達は俺の部屋のピンポンを鳴らすと俺が出てきた。 で、ドアの間に足を入れて、結構無理矢理俺を締め出した。 ゲラゲラはオッサン達に俺を任すと、早く!ってな感じで一緒に中に入った。 [[次へ->next45]]
@@.mapShrink;[img[https://166.news/wp-content/uploads/2023/08/monastery-7423833_1280.jpg]]@@ <span style="color:orange">320: ◆oEuXbtOECc 2012/06/23(土) 04:17:54.12 ID:wZKc7ADxO</span> 俺は中に入って中庭に向かった。 中庭と部屋を繋ぐドアを閉めた途端、あのグルグル回る感覚がきた。 俺はそのままグルグルして気持ち悪いのを我慢しながら、元の世界に戻るのを待った。 気がつくと俺は(多分)元の世界、この世界の自分の部屋の中庭で倒れていた。 確認の為に空を見上げると濃すぎない。 ってか寒かった。 で、それが今年の2月だ。 <span style="color:orange">330: ◆oEuXbtOECc 2012/06/23(土) 04:21:30.56 ID:wZKc7ADxO</span> ワンピースみたいな病院着だから肌寒くって中に入ろとしたが、鍵がかかって入れなかった。 結局、助けてー!みたいに叫んでたら上の住人が気付いて助けてくれた。 あとはそのまま警察に保護→病院に入院。 自分がどこで何をしていたのか説明するよう言われたが、身分証明書もないし、いろいろ難儀した。 ようやく携帯電話が持てたのが書き込んだわけだ。 [[次へ->next46]]
<span style="color:orange">340: ◆kOHjepsWtM 2012/06/23(土) 04:24:21.57 ID:wZKc7ADxO</span> ぶっちゃけゲラゲラからは他言しないように固く止められてるから全部は書けない。 本当に今でもあの体験は怖いし。 あと、例のおじいさんとおばあさんは確証はないけど、マンションのオーナーだと思う。 これで全部かな。 348: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/23(土) 04:25:55.33 ID:3i+Tw6zu0 ひとまず乙 向こう行って部屋の掃除してる時は字に違和感覚えなかった? <span style="color:orange">355: ◆kOHjepsWtM 2012/06/23(土) 04:26:50.45 ID:wZKc7ADxO</span> ちなみに釣りじゃなくてマジですから。 ゲラゲラには感謝してます。 357: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/23(土) 04:27:25.12 ID:zqRyNhoh0 >>1は身体的な異常はないのか? 例の子供のくだりの後遺症とか [[次へ->next47]]
359: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/23(土) 04:27:48.26 ID:VYNQj0wY0 4ヶ月行方不明者扱いだったってこと? 360: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/23(土) 04:27:58.79 ID:8T/Yfl4G0 あっちの世界にはまた行こうと思えば行けるの? <span style="color:orange">361: ◆kOHjepsWtM 2012/06/23(土) 04:28:10.96 ID:wZKc7ADxO</span> >>348 なかったな。ちなみに数字はそのままだったよ。 <span style="color:orange">376: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/23(土) 04:30:05.70 ID:wZKc7ADxO</span> >>357 病院で検査されたけど栄養失調以外とくには異常なしだったよ。 鏡をみたら無茶苦茶痩せてた。 <span style="color:orange">381: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/23(土) 04:32:08.21 ID:wZKc7ADxO</span> >>359 多分、ゲラゲラの話では。二度と行きたくありませんが。 <span style="color:orange">383: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/23(土) 04:32:55.50 ID:wZKc7ADxO</span> アンカー間違えた。 >>359 はい、そうなってました。 >>360 多分、ゲラゲラの話では。 (おわり) [[一覧へ]]
予備知識:『一人かくれんぼ』とは? 『一人かくれんぼ』は以下の儀式を指す降霊術(都市伝説)です。 元は関西地方や四国地方でコックリさんと共によく知られる遊びであったといわれています。 【用意するもの】 ・手足があるぬいぐるみ ・ぬいぐるみに詰めることができる程度の米 ・縫い針と糸(赤い糸が良いとされる) ・自分の爪(髪の毛や皮膚、血を入れるのは危険度が増すとされる) ・刃物(包丁、カッターナイフ、ハサミなど鋭利なもの) ・コップ一杯程度の塩水(天然塩が良いとされる) 【やり方】 下準備としてぬいぐるみに名前をつけ、詰め物を全て出して代わりに米と自分の爪(切って入れる)を入れて縫い合わせる。 余った糸は、ある程度ぬいぐるみに巻きつけて結ぶ。中に入れる米はぬいぐるみの内臓を、糸は血管を表しているともいう。 隠れ場所を決めておき、そこにあらかじめ塩水を用意しておく。 午前3時になったら以下の順に行動する。 (以下、自分の名前:○○、ぬいぐるみの名前:△△とする) ぬいぐるみに対して「最初の鬼は○○だから」と3回言い、浴室に行き、水を張った風呂桶にぬいぐるみを入れる。 家中の照明を全て消してテレビだけつけ、砂嵐が出ている状態にし、目を瞑って10秒数える。 刃物を持って風呂場に行き、「△△見つけた」と言って刺す。 「次は△△が鬼だから」または「次は△△が鬼」と3回言い、刃物をぬいぐるみの傍に置いて、自分は塩水のある場所に隠れる。 この手順を踏むとテレビが異常動作する、ぬいぐるみがひとりでに移動するなど、様々な怪奇現象が起こるとされる。 【終了方法】 塩水を少し口に含んでから出て、ぬいぐるみを探し、コップの残りの塩水、口に含んだ塩水の順にかけ、「私の勝ち」と3回宣言して終了となる。 必ずこの手順によって、1〜2時間以内に終了させなければならない。 (夜明けまでとする説もある) なお、ひとりかくれんぼに使用したぬいぐるみは、最終的に燃える方法で処理する必要があるとされている。 [[読んだので本文へ進む->next48]]
<span style="color:orange">1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/11/19(火) 01:14:43.52 ID:GAz3IiQf0</span> さっき一人かくれんぼしたんだけど ちょっとやばかったから話したいんだがいいか? 4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/11/19(火) 01:15:45.38 ID:3PsJOMMk0 だめですだめです <span style="color:orange">8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/11/19(火) 01:16:54.53 ID:GAz3IiQf0</span> いやマジでやばかったんだよ お前らの許可なしでは話せないから許可ほしいんだ 11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/11/19(火) 01:17:27.55 ID:3X4Q3qdb0 >>8 許可しません 寝なさい <span style="color:orange">19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/11/19(火) 01:19:59.49 ID:GAz3IiQf0</span> 悪いもう話すわ お前らガチでやばい一人かくれんぼしってるか? なんかやったら死ぬみたいなやつ。 それやろう思ったんだけど怖くて出来なかったから 自己流でやってみたんだ 聞いてくれるか?? 20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/11/19(火) 01:20:00.74 ID:Afiz+cma0 許可する [[次へ->next49]]
@@.mapShrink;[img[https://166.news/wp-content/uploads/2023/08/teru.jpg]]@@ <span style="color:orange">35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/11/19(火) 01:27:32.81 ID:GAz3IiQf0</span> まず用意したもの てるてる坊主の中に塩を入れて自分の血をちょっと入れる 家の中は一人で鍵は絶対に閉める 電気は全て消して風呂場の浴槽に水を溜めてそこにさっき作った てるてる坊主を浮かばして自分は隠れる 隠れる場所はどこでもいいが家の外に出たらダメ というウル覚えな感じでやってみたんだ ここからがやばかった 40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/11/19(火) 01:31:59.17 ID:5JH5MgOh0 自己流か <span style="color:orange">42: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/11/19(火) 01:33:02.17 ID:GAz3IiQf0</span> てるてる坊主を浮かばしてから 1分間は自由に動いていいが1分経ったら絶対に動いてはいけない 風呂場に隠れるのはなし 1分経ったら (てるてる坊主さんてるてる坊主さんもういいですよ)と2回声に出して言う さあここからが本番。怖いやつは閉じとけよ 43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/11/19(火) 01:33:55.33 ID:YLketIj90 はよ 51: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/11/19(火) 01:40:45.38 ID:gUld0CbPi 自己流とか一番アカンやつやん [[次へ->next50]]
<span style="color:orange">53: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/11/19(火) 01:41:19.54 ID:GAz3IiQf0</span> 俺はコタツの中に隠れることにした 一応怖かったから携帯は持っていた 隠れる事5分経っても何も起きない。やっぱり自己流じゃダメなのかなと思い 諦めてやめようとした瞬間なにか物音がした これまさか来たんじゃねと思いちょっと興奮してた とりあえずコタツからでて風呂場に行こうとしてたら 携帯のバイブが鳴ったんだ。誰やこんな時に・・・と思って見たら充電が切れてた ここで一気に怖くなって風呂場にダッシュして見に行ったらてるてる坊主が無かったんだ 58: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/11/19(火) 01:43:58.72 ID:IZ1qC86O0 トイレ行ってからみればよかった <span style="color:orange">61: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/11/19(火) 01:47:11.85 ID:GAz3IiQf0</span> ここで俺の怖さはピークになった 正直もうやめたかった。うろ覚えだけど途中でやめるのは一番ダメっていうのを 思い出したからとりあえずまだ続けることにした 一応かくれんぼの終わり方はてるてる坊主を見つけて見つかっちゃったって言えば 終われるというのを思い出したのでてるてる坊主を探すことにしたんだ [[次へ->next51]]
<span style="color:orange">70: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/11/19(火) 01:56:38.02 ID:GAz3IiQf0</span> まずどこ探そうかなと思ってたらトイレしたくなったんだ なんでこんな時に・・・と思いつつ渋々トイレに行った まさかここにはいないよな~とか思いつつ行くと案の定いなかった さっさとトイレを済まして出ようとトイレの水流したらなんか詰まって流れないんだよ なにが詰まってんだと思って水の中見たら大量の髪の毛と明らかにさっき入れた 塩っぽいのが浮かんでたんだ。俺テンパッて写メ取ろうと思ったんだ スレ立てるき満々だったからさでも俺気づいたんだよ携帯充電切れてるやん・・・ もうテンパりすぎて携帯トイレの中落としてしまって髪の毛見るのも嫌だったから 流してみたら流れたんだよ。俺の携帯もな・・・・ 71: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/11/19(火) 01:59:55.50 ID:/7TDSNPL0 ギャグだったか 77: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/11/19(火) 02:02:27.11 ID:DIiUtEzU0 流すなよwwww <span style="color:orange">78: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/11/19(火) 02:03:28.76 ID:GAz3IiQf0</span> とりあえずてるてる坊主探し続行することにした 正直家ボロアパートの狭い部屋だから探す所って言うたら 後は押入れか仏壇おいてる部屋しか無かったんだ 先に仏壇の部屋に行くことにした。母ちゃんの仏壇なんだけどまあこれは後で分かる 仏壇の部屋には何も無かった。でもひとつ母ちゃんの写真置いてたんだけど なんか逆向きになってたんだよな。この時は色々ありすぎて気にしていなかった [[次へ->next52]]
<span style="color:orange">96: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/11/19(火) 02:20:05.48 ID:GAz3IiQf0</span> 次は最後ここしかないと思った場所・・・そう押入れだ もう怖すぎて開けたくなかったが開けててるてる坊主ryって言わないと 終われないから心に決めて開けることにした もう死んでもいいやとか思いつつ開けたんだ でもてるてる坊主はいなかったあれ・・・・と思いしばらく間どこにいるか考えていた とその時仏壇の部屋から物音がしたんだ。あれさっきいなかったよなと思いつつ部屋に向かった 仏壇の部屋和室なんだけど電気あるやろ??古いタイプのかっちんって付けるやつ そこに逆に吊るされたてるてる坊主がいたんだよ てるてる坊主がいた事にもビビったけど俺はそれと違うことが頭によぎった 実は母ちゃんこの部屋で首吊りで死んでんだよね。俺はその事が頭によぎって マジで倒れたていうか気絶したんだよね。気づいたら俺は仏壇で倒れていた 一瞬何をしてたか思い出せなかったがすぐに思い出した。 あわてて探してもてるてる坊主はいなかった よくみると外は明るくなっていて怖さはなくなっていた。 一応てるてる坊主はいないが見つかっちゃたと言い家の鍵を開けて 俺のかくれんぼは終わった 97: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/11/19(火) 02:21:44.10 ID:5JH5MgOh0 !<span style="color:red">カーチャン首吊りでなくなってててるてる坊主がそれを再現してたのか</span> [[次へ->next53]]
<span style="color:orange">99: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/11/19(火) 02:22:21.52 ID:GAz3IiQf0</span> 微妙なオチで悪かったな でもマジなんだよ。お前らマジでやめとけよ携帯なくすぞ・・・・ 質問あれば答える 103: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/11/19(火) 02:24:51.18 ID:AmEoFDvX0 やだ怖い 104: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/11/19(火) 02:25:05.78 ID:p9c0NBMXO なかなか怖かった乙 107: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/11/19(火) 02:28:16.12 ID:IZ1qC86O0 なんでこれが許可なしでは話せないことなの? <span style="color:orange">109: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/11/19(火) 02:31:39.60 ID:GAz3IiQf0</span> >>107 なんかヤバイかな思ってさ・・ 108: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/11/19(火) 02:29:50.29 ID:gUld0CbPi 他の部屋誰もいないか確認した? <span style="color:orange">111: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/11/19(火) 02:32:51.04 ID:GAz3IiQf0</span> >>108 おいやめてくれ今は怖いから友達の家泊まってる [[次へ->next54]]
112: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/11/19(火) 02:34:17.54 ID:5UYDZqY4i 母ちゃんなんだからこわくないだろ <span style="color:orange">117: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/11/19(火) 02:41:12.74 ID:GAz3IiQf0</span> 聞いてくれてありがとうな 多分母ちゃんが会いに来てくれたんだろ・・・と信じてるわ じゃないと寝れん 119: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/11/19(火) 02:51:45.90 ID:t+dPLSc/0 >>117 かぁちゃんに会えて幸せじゃねぇか (おわり) [[一覧へ]]
@@.mapShrink;[img[https://166.news/wp-content/uploads/2023/08/a1-15fa4.jpg]]@@ 予備知識:『コワイシャシン 〜心霊写真奇譚〜』とは? 『コワイシャシン 〜心霊写真奇譚〜』は2002年7月25日に日本のメディアエンターテイメントから発売されたPlayStation用アクションゲームです。 ストーリーを読み進め、心霊写真に現れる幽霊をモグラたたきのようにボタンを押して除霊していくシステムです。 これには本物の心霊写真を使ったというウワサがあります。(公式に発表されていないので真偽は定かではありません) [[読んだので本文へ進む->next55]]
<span style="color:orange">859 :本当にあった怖い名無し:2007/11/16(金) 03:35:11 ID:LjM5QepA0</span> プレステのコワイシャシンってゲームがやばいらしい。 開発会社に勤めてた人に聞いたんだけど、何人もけが人、自殺者が出とか、、 語ってよいか。 <span style="color:orange">861 :本当にあった怖い名無し:2007/11/16(金) 03:46:03 ID:LjM5QepA0</span> 聞いたのは俺の高校からの連れで、営業で入社したんだけど、まあ小さい会社だったらしい。 けど独自のソフトを結構開発してて社員の情熱のある会社だったとか。 で、連れが入社して2年目に、夏発売予定のプレステ用のソフトを開発しようって事になったらしくて、会議があったらしい。 会議でやっぱり夏は怪談でしょって話になり、当時TVなんかで心霊写真を扱った特番を意識したゲームにしようって話になった。 [[次へ->next56]]
<span style="color:orange">864 :本当にあった怖い名無し:2007/11/16(金) 03:58:06 ID:LjM5QepA0</span> 開発のメインの人は(本名まずいんでK川にしとく)は結構思い切った事をする人らしくて、本物の心霊写真を使って、プレーヤーにゲーム内で本当に除霊させようって話になったらしい。 K川さんが発案したときに会議室内ではいけるんじゃないみたいな感じで盛り上がり、社長もOKを出して開発がスタート。 だけど本物の心霊写真なんて見つけ方が分からない。最初は本物じゃなくて良いんじゃないのって意見も出たらしいけど、 それだと売りが弱いって事でK川さんと社長が怒って、本物探しが命じられたらしい。 んで連れが探すことになった。 <span style="color:orange">867 :本当にあった怖い名無し:2007/11/16(金) 04:14:31 ID:LjM5QepA0</span> 探すといっても本物の心霊写真なんかどこに行けばあるのかわからないので相当迷ったらしく、雑誌に募集をかけたり、大学の友人に片っ端から電話するとかしたら、なんとか7~8枚集まったらしい。 んで会議にかけたけど全部ボツ。K川さんのOKが出なかったらしい。連れが言うには実際ろくなのが無かったとのこと。 で、心霊写真を発行してる雑誌社に電話して(聞くの苦労したらしい)聞いた所、 そういうヤバ目のものを取り扱ってる制作会社を紹介してもらった。 実際行って話を聞くと、TVの心霊特番なんかの写真等も提供しているとのこと。 連れは気になって写真の出所を聞いたら、霊媒師の所に持ち込まれた写真とのこと。 どうやら幾つかの霊媒師と契約していて、ヤバ目のものが持ち込まれた場合、買い取っているらしい。 [[次へ->next57]]
<span style="color:orange">871 :本当にあった怖い名無し:2007/11/16(金) 04:30:16 ID:LjM5QepA0</span> 写真が確保出来そうなので、K川さんを連れて、会社に行き今回のゲームの趣旨を話して契約完了。内容は、 1.本物の心霊写真であること 2.除霊してないこと 3.写真の持ち主の了解を得ていること だったとか。 んで、30枚程の写真を発注して、とりあえずは写真はOKって事になった。 そんでもうひとつの問題。どうやって本当に除霊するかって話になった。 ゲームのシステムはすでに決まっていて、画面一杯に写った心霊写真をカーソルを動かして霊を探す。 霊部分をカーソルで指すことが出来たら霊との戦闘開始。そして除霊という流れ。 最初の2つは問題無い。本物(といえそうな)心霊写真さえ手に入っちゃえば可能ではある。または最後の除霊はアクションゲーム的に倒しちゃおうって話もあったらしい。 しかし、「実際の除霊とまったく同じ方法をゲーム内で行う」というコンセプトを曲げたくないとかで、 写真提供もとの霊媒師を紹介してもらうことになった。 <span style="color:orange">873 :本当にあった怖い名無し:2007/11/16(金) 04:39:16 ID:LjM5QepA0</span> 紹介してもらった霊媒師の所に行って説明して、除霊法を教えてもらえないかと相談。 連れは正直、こんな話をしたら霊媒師にぶん殴られると思ったらしいけど、難なく了承。 霊媒師の名前を監修に乗せる事と監修料の支払いであっさりって感じだったらしい。 ちなみに除霊方法は、心霊写真の前で印を結ぶ、その際言葉(お経?)を発する。最後に護摩をたいた火にくべて終了。 こんな感じだったらしい。 [[次へ->next58]]
<span style="color:orange">875 :本当にあった怖い名無し:2007/11/16(金) 04:50:47 ID:LjM5QepA0</span> で早速その日からそれをゲームのシステムに落とし込む作業が開始。 印を結ぶのはプレステのコントローラーのボタン部分で行うことになった。 アナログコントローラを使う案も出たけど、直線的に星を幾つも描くような動きだったのでボタンにしたとか。 親指で最初△で次○ボタンみたいなアシストを画面に出して、印を結んでいく感じ。音げーっぽいW で、その際に教えてもらった言葉がゲームから音声で出るって感じにしたらしい。 最後の火にくべるのは、まあ画面から消しちゃえって感じにした。 <span style="color:orange">877 :本当にあった怖い名無し:2007/11/16(金) 05:09:59 ID:LjM5QepA0</span> システムが決まっちゃえば後は結構簡単で、プログラム的にも難しくないらしく、 写真が来るまでの間に仮の画面で大まかに遊べるものが出来ていたらしい。 で、ついに心霊写真が到着。 結構すごいものから、よく判らないものまで多数あったとか。 でここでまた問題発生。 ゲームにはストーリーがある。 曰くつきの写真が霊媒師の女の子の元に送られてくる。 封筒の中には送り主の恐ろしい体験談の書かれた手紙とその元凶の写真。その手紙を読んだ後に除霊開始らしい。 ゲーム中にホラーノベルも入れてやれって話かW で、到着した写真がえらく偏っていたとかで(海とか修学旅行ばっかり)、バリエーションをくれと何枚かリテイク。 さらに霊が見にくかったり、白いタマ(オーブってやつ?)が画面全体に大小散らばりまくってたりして、使いづらいものが多数。(探すゲームだからね) [[次へ->next59]]
@@.mapShrink;[img[https://166.news/wp-content/uploads/2023/08/hq720.jpg]]@@ <span style="color:orange">899 :本当にあった怖い名無し:2007/11/16(金) 20:58:20 ID:LjM5QepA0</span> で、それらもリテイク。 一見なんでもない写真のようで霊を見つけた瞬間に衝撃!!みたいな写真が欲しかったようで、、、そんなやり取りを3週間位続けてたらしい。 でついに社長から提言。開発期間が掛かりすぎる。心霊写真自体は本物なんだから、使いづらい部分は写真加工しちまえ。と。 ゲームのシステム的にも1枚の写真に2~3体の霊が望ましく、それ以下や画面一杯に霊が写ってるもの等は使えない状況だった。 社長のGOが出て、最初は嫌がっていたK川さんも写真加工に踏み切った。 要らないオーブは消す、霊が見にくい場所は霊を拡大、色調補正で浮き立たせる。 面クリア形のゲームなので、1面の写真など簡単にしたい時は霊を明らかに分かり易い場所に置き換える。 という感じで好き勝手に加工されていったらしい。 <span style="color:orange">901 :本当にあった怖い名無し:2007/11/16(金) 21:02:52 ID:LjM5QepA0</span> ただしK川さんの指示で、霊自体は絶対偽造しないことが決まりとなった。 例えば、霊が少ないと感じたら、他の心霊写真から霊を切り出してコピー&ペースト、 インパクトが無いと感じたら、小さい心霊の顔を極端に引き伸ばして使用、といった具合だ。 正直デザイナー達は怯えながらの作業だったらしい。 心霊写真を使って心霊写真を偽造するという暴挙。いろんな心霊写真を切り張りして霊だらけの一枚を作る作業。 霊を冒涜してるような気分の良くない作業にデザイナー達は心身共に疲れ果てて、有給を取る人が続出。女性のデザイナーで鬱になり途中リタイアした人もいたらしい。 [[次へ->next60]]
<span style="color:orange">904 :本当にあった怖い名無し:2007/11/16(金) 21:17:07 ID:LjM5QepA0</span> で、遅れに遅れてなんとかα版が完成。(α、β、マスターで完成という流れ) 声優さんに印の台詞を言ってもらいゲームに追加。(ちなみに野田順子w) 心霊写真、印を結ぶボタン配置、除霊の言葉、と一通りのものが入ったバージョンが完成。 小さいゲーム会社なので、開発、営業スタッフと自社でアルバイトを数名雇い、時間を決めてデバッグ作業がスタートしたらしい。 最終のデバッグ(バグの発見)とは違い、ゲームバランス等を見るものだとか。 <span style="color:orange">905 :本当にあった怖い名無し:2007/11/16(金) 21:30:23 ID:LjM5QepA0</span> で、昼夜問わないデバッグ作業がスタート。 やっぱり夜のデバッグは怖いようで、有線でコミカルな曲を流したりしたとか。 でも意外に肝試し的な感じで夜のデバッグ希望者は多かったらしいW 異変があったのはデバッグスタート後2日目か3日目の昼とか言ってたと思う。 6面をクリアしている時だったらしい。 会社中に突然「ギィーー」ときしむような凄い大きい音が鳴ったらしい。(連れも聞いたらしい) その音はどんどん高くなっていって、ィーンと耳では聞き取れないほど高音になっていったとか。 音が消えたのか聞こえないのか判らなかったらしい。 社内がざわざわしてる時に、デバッグしてた所から声が上がったんで行ってみると、 デバッグしてた企画担当者がコントローラ握ったまま倒れこんだらしい。 目開いたままでバキバキバキって歯軋りの音がしてたらしい。 で、すぐに救急車呼んで搬送されていった。 救急車に同乗した経理の女性によると、てんかんと診断されたようで、その日は診察後自宅で養生とのこと。その時はてんかん=ポケモンのあれというイメージが開発内にあって、明滅のチェックが行われたらしい。 [[次へ->next61]]
<span style="color:orange">907 :本当にあった怖い名無し:2007/11/16(金) 22:47:14 ID:LjM5QepA0</span> だが翌日朝に開発陣がビビる事件が発生。 自宅で養生していた企画担当者がまた病院に担ぎ込まれていた事が判明。 自宅に帰った後右手の親指を包丁で切り落としたらしい。 本人は自分でやったのは覚えているがなぜやったのかは判らないとの事。 早朝痛みで起きてびびったらしい。血だらけで、親指がないって。 連れはこの時点でかなりびびったらしい。 開発の人間数人が呪いだとか言ってニヤニヤしてるのが信じられない感じがした、と。 マジでお前ら怖くないのか、ふざけんな、と。 <span style="color:orange">908 :本当にあった怖い名無し:2007/11/16(金) 22:49:17 ID:LjM5QepA0</span> で、最悪の空気の中デバッグ開始。 その日の夜デバッグしてたバイト君がまたバタン。救急病院行きになった。 大したことは無かったみたいだけど、バイト君の親から激怒の電話。バイト君と親のいる病院に謝りに行くハメに。 謝罪の後バイト君にその時の状況を聞いたらしい。 6面をプレイ中に霊との戦闘が始まり、印を音げー的に次々押していた。 その時にボタンを押し間違えたらしい。(押し間違えると印が途中で止まってしまう) 印を押し直してる時に「ギィー」という音がして急に目が見えなくなったらしい。瞼は開いてるけど全然見えない。 で、無茶苦茶パニクッてよく判らなくなって、気づいた時は救急車の中だったらしい。 その話を聞いた連れは翌日から3日有給取った。 その時に飲みに誘った店で俺はここまでの話を聞いた。俺は「こわいねぇー」とか言いながら酒飲んでたと思う。 連れはツレェーとか言ってた。ギャグではなく。 [[次へ->next62]]
@@.mapShrink;[img[https://166.news/wp-content/uploads/2023/08/pexels-photo-634009.jpg]]@@ <span style="color:orange">909 :本当にあった怖い名無し:2007/11/16(金) 22:50:29 ID:LjM5QepA0</span> 連れが有給明けに会社に行くと、デバッグは中止してたらしい。 バイト君の話を聞いた社長がストップをかけたとのこと。 んで、社員全員で御祓いをきちんと受けてから再開しようという話になった。 <span style="color:orange">910 :本当にあった怖い名無し:2007/11/16(金) 22:53:14 ID:LjM5QepA0</span> で新宿の某神社にて御祓いして貰って、会社の柱に貼るお札も貰い、作業再開。 その時には6面と8面がヤバイと皆口々に噂してたので、(8面プレイ中に耳鳴りがして鼻血が止まらなくなったバイトが出た) プログラマが6、8スキップなるものを作成しデバッグモードに搭載。 これはヤバイ、クリア出来そうにねえと思ったときにセレクト&スタート同時押しで一撃クリアにしてしまう技らしい。 また勢い良く発せられる野田順子の除霊の言葉に勇気をもらった社員内では、野田順子が変に崇拝されていたらしい。 さらに話を聞いた監修の霊媒師が御祓いをする為、会社に来社。 ムニャムニャお祈りして用済みとなった写真を持って帰っていった事もあったとか。 色々あってβも終わり、マスターの最終チェックを行う時になった。 この時の社員の団結は凄かったらしい。 バイトの中でも印を結ぶことを恐れぬ兵も登場し、マスターへ向け突き進んでいたらしい。 [[次へ->next63]]
<span style="color:orange">911 :本当にあった怖い名無し:2007/11/16(金) 22:54:43 ID:LjM5QepA0</span> ただ、突然K川さんが会社に来なくなってしまったらしく、第4の犠牲者説が流れたらしい。 まあ実際は心療内科に通っていて一時的な有給だと会社からは聞いていたとのこと。 マスターの数日前、そのK川さんから電話があり、体調が良くなってきたので本日より出社しますとのこと。 連れは打ち合わせがしたく待っていたのだが来なかったらしい。 おかしいと思いつつ仕事をこなしていたその日の夕方、社長に社員だけが会議室に呼ばれ、話があったらしい。 K川さんが某駅のトイレで首を吊って死んでいるのが見つかった、と。 会社に向かう方向とは逆で、そしてその駅はあの6面の写真のすぐ近くの場所だと。 聴いた瞬間経理の女性が恐怖のあまり会社から逃げて行ったらしい。 <span style="color:orange">912 :本当にあった怖い名無し:2007/11/16(金) 22:55:59 ID:LjM5QepA0</span> この事件で開発のモチベーションは地に落ち、チリジリに逃げる蟻状態。 結局ゲームは発売されたけど、バランスはボロボロ。 グラフィックは加工をデザイナーが嫌がって最終処理されないまま、知らない人が見たら噴出すようなチープな雰囲気に、 6面は難易度を極端に軽くし、前の方の面へ変更、社長の意向で監修の名前は消し、スタッフロールも開発は最後に残った数名が載るのみとなったらしい。 その話をクリア後のオマケにしようという不届きな者がいたが、開発全員から却下され、ひっそりと発売。 その後会社は倒産したようです。 連れは今全然関係ない仕事をしています。 連れに「開発中ヤバイ事あったか」と聞いた所、寝てるときに、意識ははっきりあるのに目が開けられず、息がどうしても吸えなくなる事があったらしい。 ムチャクチャ恐怖で、しばらく眠れなかったそうです。 以上稚拙な文でスマソ (おわり) [[一覧へ]]
@@.mapShrink;[img[https://166.news/wp-content/uploads/2023/08/リンフォン-64d0aeb463ad2.jpg]]@@ <span style="color:orange">183 本当にあった怖い名無し 2006/05/13(土) 13:10:26 ID:d6nOfoGU0</span> 先日、アンティーク好きな彼女とドライブがてら、骨董店やリサイクルショップを回る事になった。 俺もレゲーとか古着など好きで、掘り出し物のファミコンソフトや古着などを 集めていた。買うものは違えども、そのような物が売ってる店は同じなので、 楽しく店を巡っていた。お互い掘り出し物も数点買う事ができ、テンション上がったまま 車を走らせていると、一軒のボロッちい店が目に付いた。 「うほっ!意外とこんな寂れた店に、オバケのQ太郎ゴールドバージョンが眠ってたりすんだよな」 浮かれる俺を冷めた目で見る彼女と共に、俺は店に入った。 コンビニ程度の広さの、チンケな店だった。主に古本が多く、家具や古着の類は あまり置いていない様だった。ファミコンソフトなど、「究極ハリキリスタジアム」が 嫌がらせのように1本だけ埃を被って棚に置いてあるだけだった。もう出ようか、と言いかけた時、 「あっ」 と彼女が驚嘆の声を上げた。俺が駆け寄ると、 ぬいぐるみや置物などが詰め込まれた、バスケットケースの前で彼女が立っていた。 「何か掘り出し物あった?」 「これ、凄い」 そう言うと彼女は、バスケットケースの1番底に押し込まれる様にあった、 正20面体の置物を、ぬいぐるみや他の置物を掻き分けて手に取った。 今思えば、なぜバスケットケースの1番底にあって外からは見えないはずの物が 彼女に見えたのか、不思議な出来事はここから既に始まっていたのかもしれない。 [[次へ->next64]]
<span style="color:orange">184 RINFONE Ⅱ 2006/05/13(土) 13:20:06 ID:d6nOfoGU0</span> 「何これ?プレミアもん?」 「いや、見たことないけど…この置物買おうかな」 まぁ、確かに何とも言えない落ち着いた色合いのこの置物、オブジェクトと しては悪くないかもしれない。俺は、安かったら買っちゃえば、と言った。 レジにその正20面体を持って行く。しょぼくれたジイさんが古本を読みながら座っていた。 「すいません、これいくらですか?」 その時、俺は見逃さなかった。ジイさんが古本から目線を上げ、正20面体を見た時の表情を。 驚愕、としか表現出来ないような表情を一瞬顔に浮かべ、すぐさま普通のジイさんの表情になった。 「あっ、あぁ…これね…えーっと、いくらだったかな。ちょ、ちょっと待っててくれる?」 そう言うとジイさんは、奥の部屋(おそらく自宅兼)に入っていった。奥さんらしき老女と何か 言い争っているのが断片的に聞こえた。やがて、ジイさんが1枚の黄ばんだ紙切れを持ってきた。 「それはね、いわゆる玩具の1つでね、リンフォンって名前で。この説明書に詳しい事が書いてあるんだけど」 ジイさんがそう言って、黄ばんだ汚らしい紙を広げた。随分と古いものらしい。 紙には例の正20面体の絵に「RINFONE(リンフォン)」と書かれており、 それが「熊」→「鷹」→「魚」に変形する経緯が絵で描かれていた。 わけの分からない言語も添えてあった。ジイさんが言うにはラテン語と英語で書かれているらしい。 「この様に、この置物が色んな動物に変形出来るんだよ。まず、リンフォンを両手で 包み込み、おにぎりを握るように撫で回してごらん」 彼女は言われるがままに、リンフォンを両手で包み、握る様に撫で回した。 すると、「カチッ」と言う音がして、正20面体の面の1部が隆起したのだ。 [[次へ->next65]]
<span style="color:orange">185 RINFONE Ⅲ 2006/05/13(土) 13:37:16 ID:d6nOfoGU0</span> 「わっ、すご~い」 「その出っ張った物を回して見たり、もっと上に引き上げたりしてごらん」 ジイさんに言われるとおりに彼女がすると、今度は別の1面が陥没した。 「すご~い!パズルみたいなもんですね!ユウ(←俺の敬称)もやってみたら」 この仕組みを言葉で説明するのは凄く難しいのだが、「トランスフォーマー」と言う 玩具をご存知だろうか?カセットテープがロボットに変形したり、拳銃やトラックが ロボットに…と言う昔流行った玩具だ。このリンフォンも、正20面体のどこかを 押したり回したりすると、熊や鷹、魚などの色々な動物に変形する、と想像してもらいたい。 もはや、彼女はリンフォンに興味深々だった。俺でさえ凄い玩具だと思った。 「あの…それでおいくらなんでしょうか?」彼女がおそるおそる聞くと、 「それねぇ、結構古いものなんだよね…でも、私らも置いてある事すら忘れてた 物だし…よし、特別に1万でどうだろう?ネットなんかに出したら好きな人は 数十万でも買うと思うんだけど」 そこは値切り上手の彼女の事だ。結局は6500円にまでまけてもらい、ホクホク顔で店を出た。 次の日は月曜日だったので、一緒にレストランで晩飯を食べ終わったら、お互いすぐ帰宅した。 [[次へ->next66]]
<span style="color:orange">189 RINFONE Ⅳ 2006/05/13(土) 14:03:18 ID:d6nOfoGU0</span> 月曜日。仕事が終わって家に帰り着いたら、彼女から電話があった。 「ユウくん、あれ凄いよ、リンフォン。ほんとパズルって感じで、動物の形になってくの。 仕事中もそればっかり頭にあって、手につかない感じで。マジで下手なTVゲームより面白い」 と一方的に興奮しながら彼女は喋っていた。電話を切った後、写メールが来た。 リンフォンを握っている彼女の両手が移り、リンフォンから突き出ている、熊の頭部のような物と 足が2本見えた。俺は、良く出来てるなぁと感心し、その様な感想をメールで送り、やがてその日は寝た。 次の日、仕事の帰り道を車で移動していると、彼女からメールが。 「マジで面白い。昨日徹夜でリンフォンいじってたら、とうとう熊が出来た。見にきてよ」 と言う風な内容だった。俺は苦笑しながらも、車の進路を彼女の家へと向けた。 「なぁ、徹夜したって言ってたけど、仕事には行ったの?」 着くなり俺がそう聞くと、 「行った行った。でも、おかげでコーヒー飲み過ぎて気持ち悪くなったけど」 と彼女が答えた。テーブルの上には、4つ足で少し首を上げた、熊の形になったリンフォンがあった。 「おぉっ、マジ凄くないこれ?仕組みはどうやって出来てんだろ」 「凄いでしょう?ほんとハマるこれ。次はこの熊から鷹になるはずなんだよね。早速やろうかなと思って」 「おいおい、流石に今日は徹夜とかするなよ。明日でいいじゃん」 「それもそうだね」 と彼女は良い、簡単な手料理を2人で食べて、1回SEXして(←書く必要あるのか?寒かったらスマソ) その日は帰った。ちなみに、言い忘れたが、リンフォンは大体ソフトボールくらいの大きさだ。 [[次へ->next67]]
<span style="color:orange">190 RINFONE Ⅴ 2006/05/13(土) 14:05:48 ID:d6nOfoGU0</span> 水曜日。通勤帰りに、今度は俺からメールした。 「ちゃんと寝たか?その他もろもろ、あ~だこ~だ…」すると 「昨日はちゃんと寝たよ!今から帰って続きが楽しみ」と返事が返ってきた。 そして夜の11時くらいだったか。俺がPS2に夢中になっていると、写メールが来た。 「鷹が出来たよ~!ほんとリアル。これ造った人マジ天才じゃない?」 写メールを開くと、翼を広げた鷹の形をしたリンフォンが移してあった。 素人の俺から見ても精巧な造りだ。今にも羽ばたきそうな鷹がそこにいた。 もちろん、玩具だしある程度は凸凹しているのだが。それでも良く出来ていた。 「スゲー、後は魚のみじゃん。でも夢中になりすぎずにゆっくり造れよな~」と返信し、やがて眠った。 木曜の夜。俺が風呂を上がると、携帯が鳴った。彼女だ。 「ユウくん、さっき電話した?」 「いいや。どうした?」 「5分ほど前から、30秒感覚くらいで着信くるの。通話押しても、何か街の 雑踏のザワザワみたいな、大勢の話し声みたいなのが聞こえて、すぐ切れるの。 着信見たら、普通(番号表示される)か(非通知)か(公衆)とか出るよね? でもその着信見たら(彼方(かなた))って出るの。こんなの登録もしてないのに。気持ち悪くて」 「そうか…そっち行ったほうがいいか?」 「いや、今日は電源切って寝る」 「そっか、ま、何かの混線じゃない?あぁ、所でリンフォンどうなった?魚は」 「あぁ、あれもうすぐ出来るよ、終わったらユウくんにも貸してあげようか」 「うん、楽しみにしてるよ」 [[次へ->next68]]
<span style="color:orange">204 RINFONE Ⅵ 2006/05/13(土) 14:55:33 ID:d6nOfoGU0</span> 金曜日。奇妙な電話の事も気になった俺は、彼女に電話して、家に行く事になった。 リンフォンはほぼ魚の形をしており、あとは背びれや尾びれを付け足すと、完成という風に見えた。 「昼にまた変な電話があったって?」 「うん。昼休みにパン食べてたら携帯がなって、今度は普通に(非通知)だったんで出たの。 それで通話押してみると、(出して)って大勢の男女の声が聞こえて、それで切れた」 「やっぱ混線かイタズラかなぁ?明日ド〇モ一緒に行ってみる??」 「そうだね、そうしようか」 その後、リンフォンってほんと凄い玩具だよな、って話をしながら魚を 完成させるために色々いじくってたが、なかなか尾びれと背びれの出し方が分からない。 やっぱり最後の最後だから難しくしてんのかなぁ、とか言い合いながら、四苦八苦していた。 やがて眠くなってきたので、次の日が土曜だし、着替えも持ってきた俺は 彼女の家に泊まる事にした。 嫌な夢を見た。暗い谷底から、大勢の裸の男女が這い登ってくる。 俺は必死に崖を登って逃げる。後少し、後少しで頂上だ。助かる。 頂上に手をかけたその時、女に足を捕まれた。 !!!<span style="color:red">「連 れ て っ て よ ぉ ! ! 」</span> 汗だくで目覚めた。まだ午前5時過ぎだった。再び眠れそうになかった俺は、 ボーっとしながら、彼女が置きだすまで布団に寝転がっていた。 [[次へ->next69]]
<span style="color:orange">205 RINFONE Ⅶ 2006/05/13(土) 14:57:04 ID:d6nOfoGU0</span> 土曜日。携帯ショップに行ったが大した原因は分からずじまいだった。 そして、話の流れで気分転換に「占いでもしてもらおうか」って事になった。 市内でも「当たる」と有名な「猫おばさん」と呼ばれる占いのおばさんがいる。 自宅に何匹も猫を飼っており、占いも自宅でするのだ。所が予約がいるらしく、 電話すると、運よく翌日の日曜にアポが取れた。その日は適当に買い物などして、外泊した。 日曜日。昼過ぎに猫おばさんの家についた。チャイムを押す。 「はい」 「予約した〇〇ですが」 「開いてます、どうぞ」 玄関を開けると、廊下に猫がいた。俺たちを見ると、ギャッと威嚇をし、 奥へ逃げていった。廊下を進むと、洋間に猫おばさんがいた。文字通り猫に囲まれている。 俺たちが入った瞬間、一斉に「ギャーォ!」と親の敵でも見たような声で威嚇し、 散り散りに逃げていった。流石に感じが悪い。彼女と困ったように顔を見合わせていると、 「すみませんが、帰って下さい」 と猫おばさんがいった。ちょっとムッとした俺は、どういう事か聞くと、 「私が猫をたくさん飼ってるのはね、そういうモノに敏感に反応してるからです。 猫たちがね、占って良い人と悪い人を選り分けてくれてるんですよ。こんな反応をしたのは始めてです」 俺は何故か閃くものがあって、彼女への妙な電話、俺の見た悪夢をおばさんに話した。すると、 「彼女さんの後ろに、、動物のオブジェの様な物が見えます。今すぐ捨てなさい」と渋々おばさんは答えた。 それがどうかしたのか、と聞くと 「お願いですから帰って下さい、それ以上は言いたくもないし見たくもありません」とそっぽを向いた。 彼女も顔が蒼白になってきている。俺が執拗に食い下がり、 「あれは何なんですか?呪われてるとか、良くアンティークにありがちなヤツですか?」 おばさんが答えるまで、何度も何度も聞き続けた。するとおばさんは立ち上がり、 「あれは凝縮された極小サイズの地獄です!!地獄の門です、捨てなさい!!帰りなさい!!」 「あのお金は…」 「入 り ま せ ん ! !」 この時の絶叫したおばさんの顔が、何より怖かった。 [[次へ->next70]]
<span style="color:orange">207 RINFONE Ⅷ 2006/05/13(土) 14:58:32 ID:d6nOfoGU0</span> その日彼女の家に帰った俺たちは、 すぐさまリンフォンと黄ばんだ説明書を新聞紙に包み、ガムテープでぐるぐる巻きにして、 ゴミ置き場に投げ捨てた。やがてゴミは回収され、それ以来これといった怪異は起きていない。 数週間後、彼女の家に行った時、アナグラム好きでもある彼女が、紙とペンを持ち、こういい始めた。 「あの、リンフォンってRINFONEの綴りだよね。偶然と言うか、こじ付けかもしれないけど、 これを並べ替えるとINFERNO(地獄)とも読めるんだけど…」 「…ハハハ、まさか偶然偶然」 「魚、完成してたら一体どうなってたんだろうね」 「ハハハ…」 俺は乾いた笑いしか出来なかった。あれがゴミ処理場で処分されていること、 そして2つ目がないことを、俺は無意識に祈っていた。 (おわり) [[一覧へ]]
@@.mapShrink;[img[https://166.news/wp-content/uploads/2023/08/3.jpg]]@@ <span style="color:orange">61 :本当にあった怖い名無し:2006/02/22(水) 23:53:38 ID:AUOziUfa0</span> 数年前、ふとある村の事を思い出した。 一人で旅行した時に行った小さな旅館のある村。 心のこもったもてなしが印象的だったが、なぜか急に行きたくなった。 連休に一人で車を走らせた。 記憶力には自信があるほうなので、道は覚えている。 村に近付くと、場所を示す看板があるはずなのだが、その看板を見つけたときあれっと思った。 『この先○○km』となっていた(と思う)のが、『巨頭オ』になっていた。 変な予感と行ってみたい気持ちが交錯したが、行ってみる事にした。 車で入ってみると村は廃村になっており、建物にも草が巻きついていた。 車を降りようとすると、20mくらい先の草むらから、頭がやたら大きい人間?が出てきた。 え?え?とか思っていると、周りにもいっぱいいる! しかもキモい動きで追いかけてきた・・・。 両手をピッタリと足につけ、デカイ頭を左右に振りながら。 車から降りないでよかった。 恐ろしい勢いで車をバックさせ、とんでもない勢いで国道まで飛ばした。 帰って地図を見ても、数年前に行った村と、その日行った場所は間違っていなかった。 だが、もう一度行こうとは思わない。 (おわり) [[一覧へ]]
<span style="color:orange">585: 本当にあった怖い名無し:2005/12/07(水) 16:48:39 ID:PKRMIdDv0</span> 自分の身に起こった今でも信じられない実話です。 まだ僕が中学3年だった頃、父親と母親と弟(まだ小学校低学年)の4人家族でした。 紅白歌合戦を見終わって、いい初夢でも見るかな…ってな具合で寝たのはよかったんですが、 真夜中に悪夢(見た夢の内容は思い出せない)を見て、突然真夜中に起きました。 心臓は音が聞こえるほど、激しく脈打っていて、脂汗を全身にじんわりかき、 まるで冷や水を背中から流されたかのように、布団からがばっと起きた体勢のまま硬直してました。 「新年早々に悪夢かよ…最悪」とか思いながら、また寝れるわけもなく カラカラに渇いたのどを潤すために、冷蔵庫のあるリビングに行くと、真夜中なのに (時計は見てないけど、たぶん深夜2時頃)家族全員が抱き合った格好でテレビの前に座っていました。 テレビは付けっぱなしで、深夜なので番組がやっていないのにもかかわらず、 ニュース番組(これも記憶が曖昧)の画面が映っていました。 しかも無声で…。それに窓という窓が全部開けっ放しになっていて、外と変わらないほど寒いんです。 明らかに様子が変でした。ぞっとする寒気を感じました。 「何やってんだよ!!頭おかしいんじゃねぇの??」と震えながらだが、半ばキレたように 怒鳴ると、弟は「だって…ぁ…(声が小さくて聞き取れない)」と言うと泣き出してしまい、 それを見た両親は、終始無言&無表情で窓を全部閉めて、 テレビを消し、うずくまって泣いている弟に「もう寝なさい」ってな感じで、寝室に連れて行きました。 新年早々、気味が悪すぎる出来事に遭遇しまくって寝る気が起きないので その日は自分の部屋で、漫画を読みながら朝を迎えました。 朝になって、両親に「昨日、真夜中に何やってたんだよ??」と聞くと 両親は「はぁ??」ってな具合。昨日の喜怒哀楽のない顔と、今の怪訝そうに 俺を疑う表情のギャップで俺は「幽霊ってやつか??」とかなりパニくった。 [[次へ->next71]]
<span style="color:orange">589:本当にあった怖い名無し:2005/12/07(水) 17:15:27 ID:PKRMIdDv0</span> まあ、そんな話を友達にしても疑われるだけだし、12月に彼女に振られたのも あって、きっと精神的な疲れから幻覚を見たんだろう…ってな感じに処理しました。 それからしばらくして、また真夜中に悪夢で目が覚めました。 今度は、微妙に内容を覚えていて、見知らぬ人に後頭部を殴られる夢です。 なぜか起きてもジンジンとつむじ辺りが痛いんです。 そして、なぜか「コンビニなら安全…」とか意味不明なことを考えてました。 頭の中は「幽霊に襲われた」って考えが支配してて、 パニクってリビングに逃げたのですが誰もいないし、 なんか夕食の焼肉のせいか、焦げたにおいが浮遊してて、しかも 新年早々にリビングであった奇怪な出来事を思い出し、またもや眠れぬ夜を過ごしました。 そして、2月の初め頃になると、体が異常に痒くなってきました。 最初は単なる乾燥肌と思ってましたが、背中と頭が特に焼けるような感覚を 覚え、ボリボリ掻きむしっていました。 一向に良くならず、皮膚科に行って塗り薬をもらい、風呂上りに薬を塗ろうとすると、 弟が「塗らせて」と懇願するので背中を突き出してやると、何を思ったかバチーンと 背中に張り手をくらわしたので、痛さのあまり「ふざけんな!!」ってな感じで怒ります。 必ず俺の怒鳴り声で泣く弟なので、見る見るうちに目に涙をためて、 「あぁ…泣くぞ泣くぞ」と思ってると声も立てずに涙をポロポロ流します。 変なことにどんどん顔は色味を失ったような感じになって、ついには無表情で 涙だけを流すだけといった感じでした…。 [[次へ->next72]]
<span style="color:orange">597:本当にあった怖い名無し:2005/12/07(水) 17:36:00 ID:PKRMIdDv0</span> めっちゃ気持ち悪くて、両親のほうを見たら、これまた両親も無表情で涙を流してます。 もう完全に放心状態…。よく見ると口元が微妙に動いてて 何を言っているのか分かりません。「ぁ……ぃ」聞き取れてこの程度でした。 その瞬間、自分の周りの景色が真っ赤になり、徐々に色あせてセピア色になって 意識が…なくなる…と思ったら、いきなり周りの景色が一変してました。 どっかで見覚えあるような…と思ったら従兄弟の家でした。 深刻そうに叔父が俺の顔を見ています。 「え…何でここにいんの??」全然事態が飲み込めません。 そのうちぞろぞろと周りの人たちが集まってきました。 最初は「今までのは全部夢だったのか??」と自分で推測してましたが、叔父の家にいる 経緯が全く分からないし、なぜか祖父母もいるし、あちこち包帯だらけで、完全にパニック…。 「記憶がないならないほうがいいんじゃないか??」とか祖父が言ってたのですが、 叔父は「こいつには何があったか話しておかんとならん。まだ犯人も捕まってないし、 1週間後にまた警察の人が来るだろう」ってな具合で叔父から全貌を聞いた。 !!<span style="color:red">僕の家族は1月1日に何者かの放火にあって全焼したようです。</span> 僕はたまたまコンビニに行っていたので、助かったみたいなんですが、 犯人と思われる人を見たために、後頭部を殴られ、全身をバットかなんかで めったうちにされて、記憶を失ってしまったそうです。 搬送先の病院でずっと生死をさまよった後、回復してから叔父の家に引き取られたそうです。 そして今は3月…2ヶ月も記憶を失ったまま、リハビリを続け、 たった今、記憶が戻ったとのことでした。 [[次へ->next73]]
@@.mapShrink;[img[https://166.news/wp-content/uploads/2023/08/fire.jpg]]@@ <span style="color:orange">600:本当にあった怖い名無し:2005/12/07(水) 17:49:58 ID:PKRMIdDv0</span> 僕は号泣しました…。いっぺんに大切なものを失ったのを、2ヶ月も過ぎてから 分かり、ただただ泣きじゃくる顔を、祖父母と叔父に見られていました。 叔父は黙って目を反らしていましたが、祖父母たちももらい泣きして、わんわん泣き続けていました。 体中には青あざが無数にあり、包帯がミイラのごとく巻いてあり、 節々が曲げるためにチリリとした痛みが走りました。 なぜか真冬の真夜中に全部の窓が開いてあったこと、無表情で固まりあう家族、 見知らぬ男に殴られる悪夢、突然真っ赤になった景色… まるでジグソーパズルのように謎がピシピシとはまっていきました…。 結局、犯人はいまだに捕まっていません。そして、背中の包帯を取ったときに 僕の青あざが残る背中には、弟の手のひら状に無傷だった跡がありました。 事件から5年経ち、あざが消えるのと共に、その手のひらの跡も消えてしまいした…。 長々と下手な長文すみません。僕にとっては忘れられない事件です。 話自体は怖くないと思いますが、犯人が未だに捕まっていないことを考えると僕はそっちのほうが恐ろしいです。 読んでくれた方ありがとうございました。 (おわり) [[一覧へ]]