【ネタバレなし】映画レビュー:リベリオン

SF映画、特にディストピア系が大好きな私。

アマプラにてレンタル100円だった映画『リベリオン』が超面白かったのでおススメレビューです。

あらすじ

第三次世界大戦後に出現した全体主義体制の都市国家・リブリア。そこは、党首ファーザー率いるテトラグラマトン党が独裁政党として君臨し、二度と戦争が起らないように感情を持つことを禁じられた社会だった。

リブリアでは音楽や文学書籍、絵画や映像など、心を揺り動かす「感情的なコンテンツ」は全て「EC-10」として禁止され、人々は「イクイリブリウム」という政府機関が生産・配給する感情抑制薬であるプロジアムの服用を義務付けられていた。党の方針に逆らい、薬の服用を拒んで「EC-10」を所有している人間は「感情違反者」として、「ガン=カタ」と呼ばれる戦闘術を極めた特殊捜査官「グラマトン・クラリック」が摘発・処刑していた。

引用元:Wikipedia

クリスチャン・ベール演じるジョン・プレストンはいわば秘密警察。

感情がクスリによって抑制され、泣いたり笑ったりすることがご法度のリブリアにて、過去文明の違法コンテンツを持つ者を処刑するのが役割。

あのモナ・リザを前にして『焼き払え』と冷たく言い放つような冷血漢です。

しかし、そんな彼がちょっとした出来事から社会に疑念を抱くようになる…というあらすじ。

ガンカタアクションがカッコイイ!

ガンカタってよく聞くけど皆さん何を連想します?私は『GUN道』なんですけど。

ガン(銃)+カタ(東洋武術でいう"型")を合わせた造語で、要はスタイリッシュに銃を使いこなして戦う格闘技のことですね。

後から知ったんですけどこのガンカタの元祖は本作リベリオンであり、その後に登場したアニメやゲームに多大な影響を与えました。有名どころだと『まどマギ』とか『デビルメイクライ』とか。

元祖というだけあって主人公が銃を手足のように扱って戦うシーンはめちゃくちゃカッコよく、思わず巻き戻して何度も見てしまうほどでした。これだけでも見る価値アリ。

捻りは無いが王道なストーリー

ストーリーは基本的に勧善懲悪で、いい意味で頭を使わず楽しめました。大体ディストピアものって現代に対するアンチテーゼやメッセージ性が強かったりするんですけども。そういった考察も特に必要なく。

ネタバレ防止なのであまり詳しくは語りませんが、中だるみせずに楽しめる良いシナリオだと思います。世間だとB級映画扱いですけど私の中ではA級映画でしたね~。

なにぶん主人公が最強ですしなので、気分が落ち込んでる時でもスカッとした気分を味わえるでしょう。

アマプラで100円で見られます!

そんなリベリオンですが、今ならアマプラで100円で見られます。

本国アメリカだと不人気だったものの、ガンカタアクションにて日本のサブカル市場に大きな影響を与えたモニュメンタルな作品。

真夏日の引きこもりのお供にゼヒ観てみて。

20年前の映画だけど今見ても全然面白いんだわさ!