【ヤマノススメ巡礼】飯能アルプスを歩きました
ヤマノススメサードシーズンで紹介されていた飯能アルプスを登山しました。
ルートは東吾野駅から始まり、天覚山→大高山→子ノ山を通り、そこから更に足を延ばして高畑山と伊豆ヶ岳を縦走して正丸駅に降ります。
総距離17キロで登り1800メートルというハードな行程。お手洗いは子ノ山にあるのみ。
でもスタート/ゴールが鉄道駅だとバスの時間とか気にしなくていいのでラクですね。
天覚山までの急登!
駅からすぐに登山道に入り、天覚山までは急登が始まります。
アニメだとあおいちゃん軽装だったし楽勝やろ、と思いきや結構ハードでした。
スタートからゴリゴリ削られる体力。
引用元:https://sinkirouno.exblog.jp/27460775/
子ノ山までは更にアップダウンが続く
この飯能アルプス、この辺で気づいたんですが大分タフです。
常にアップダウンが続いており、平坦な道がほぼ存在しません。
同じ縦走でも奥高尾とかと比べると天地の差です。
引用元:https://sinkirouno.exblog.jp/27460775/
子ノ山へはYAMAP上での破線ルートを通過します。
初めての破線ルートでドキドキしてましたが、多少険しいだけでちゃんと登山道になってました。
人の往来もそれなりに多かったです。
しかし凄まじい距離があり、到着したのは登山開始から約6時間後。
引用元:https://sinkirouno.exblog.jp/27460775/
更に飯能アルプスを周回
アニメではここで終わりですが、私は更に高畑山と伊豆ヶ岳を周回して降りることにしました。
理由はYAMAPで特定の山を通過するとバッチがもらえるんですが、『飯能アルプスバッチ』を入手するには高畑山と伊豆ヶ岳の登頂が必須で、その2つだけ後日にしようとすると中途半端になるからです。
いやもう限界でしたね。
途中、何度も休みながら登りました。
かなりアップダウンがきつく、一旦下っては急登、下っては急登の繰り返し。
伊豆ヶ岳直前では体力の限界を感じました。
私の限界は総標高1800メートルまでということなんでしょう。
正丸駅手前で死の危険を感じる
それでもやっと目的の山を登り切り、あとは正丸駅に降りるだけ…と思いきや、ここでも問題発生。
どんどん沢に近づいていくなと感じていたんですが、YAMAPの地図がどう見ても『沢の中を歩け』とルートを示しているんです。
沢沿いを歩くのはよくありますが、沢の中を歩けというのは聞いたことがありません。
枯れ気味ではありますが、チョロチョロと水が流れるミゾの中を歩けって言ってるんです。
最初はあまり気にせず従っていましたが、周りに全く人がおらず段々と不安に。
沢の中は尾根から滑り落ちた倒木が凄まじい量で堆積しており、歩くのも一苦労です。
どんどん歩いていくと、足場の水かさが増し、なんか前方から滝のような音が聞こえます。
そこで私は確認しました。これは何故かYAMAPに誤りがある、と…。
時刻はすでに16:50頃。体力は限界。絶対にやってはいけない『沢に降りる』という行動を取ってしまった。
来る…これが死か…。
背中に冷たいツララを差し込まれたような感覚。
なんていうんですかね、焦り過ぎると逆に硬直しますよね。
でも結果的にはYAMAPのルートは合ってました。(大雨の時どうなるんだろ…)
ビクビクしながら進むと駅方面を示す看板が。
こういう時、人工物に出会えた瞬間の嬉しさったらないですね。
総評
かなりハードなルートでした。
もし子ノ山を終点にして下山するにしても、破線ルートを多く辿るので、GPSか地図+コンパスは必須です。
飯能アルプスの多くの登山道は、YAMAPにて『日本一迷いやすい登山道2022』にもランクインしています。
ぶっちゃけ『アニメで紹介していいのかこのルート』って感じました。
もしヤマノススメファンの方が軽い気持ちで挑戦したらとんでもないことになるかも。
標高1000メートル以下の低山しか存在しませんし、滑落して危ういポイントもありませんが、行程はかなり本格的なのでしっかりした装備で臨んだ方がいいでしょう。
技術より体力を試される山だと思いました。
こんなルートでもトレイルランナーがいっぱいいてビックリ。
みんな足がものっそいムキムキでした(笑)
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