【PS5】Sailing Era(セーリングエラ)プレイレポート
なんか『大航海時代』みたいなゲームやりたいなぁ…。
と思いつつスマホアプリの『大航海時代4』をインストールしてみるも、やはり24年前のゲーム。そこかしこが古臭くてすぐに飽きちゃった私。
なんか似たようなゲームはないのか探してみると、この『セーリングエラ』に辿り着きました。
2023年1月にリリースされた、『令和版大航海時代』とも言えるゲームです。
どんなゲーム?
ぶっちゃけ大航海時代4のパクりです。
それはもう、そこかしこが大航海時代4のまんまです。
開発元は中国のbilibili。
アズールレーン(艦これのパクり)とか荒野行動(PUBGのパクり)などソシャゲがメインの、パクりインスパイア作品に定評のある企業ですね。
面白い?
まだプレイして20時間程度ですが、今んとこめっちゃ面白いです。
まさに『こういうのでいいんだよ』っていうくらい求めてた大航海時代。
Steamの評価では、10点中7点の『やや好評』となっております。
所詮は低価格のインディーズタイトルなので、基本的には同じことの繰り返し、クエストはお使い系がメイン。
悪く言えばソシャゲ感が否めない内容ですが、元々の大航海時代がそんな作品ですし、開発なりの『大航海時代への愛』が感じられます。
おススメな点
KOEIの『大航海時代4』がパクり元ベースの本作ですが、良い点は伸ばし、悪いところは修正され、細かいところがブラッシュアップされています。
利益一発表示
お金を稼ぐのは各港を巡る交易がメインになるのですが、モノを売買した際、移動コストも自動で計上して純利益が一目でわかるようになっています。
これにより、例えば買ったモノを2倍の値段で売っても、移動コストがかかり過ぎていると儲けが少なかったして、最適な交易路を探すのに役立ちます。
また、景気のいい港ほどモノが高く売れるのですが、それらの港はマップにピカピカ輝いて表示されるので、いちいち市場情報を見なくてもすぐわかるようになっています。
陸上探検
大航海時代4にもあった陸上探検ですが、本作は充実したミニゲームになっています。
主な目的は財宝や遺跡を発見することですが、キャンプ用品やランタンなど、探索にはいくつか必要なアイテムがあります。
これは道具屋にて安価で売っていますが、あまりバッグに詰め込み過ぎると重くなり、食料を入れるスペースが少なくなるので、探索にかけられる日数が減ることになります。
また、連れて行くメンバー(最大4人まで)の体力が高いほどトラブルに耐えやすくなりますが、探索知識に長けているキャラは大体体力が低めなので、そこも悩むところ。
アレコレ考えて冒険の準備をして、探索がうまくいった時は感無量です。
海戦
大航海時代4は旗艦で突っ込んで一騎打ちをするのが強く、大砲はただの飾りと化していましたが、本作はキチンとバランスが練られています。
海戦はコマンド形式ではなくアクション性のある仕組みになっており、敵船に狙いを済まして手動で大砲を撃ち込みます。(もちろん突っ込んで白兵戦を狙ってもいい)
一部の海域は『危険海域』として設定されており、海賊が適度に襲ってくるので、悪党をねじ伏せて大海原を駆ける快感を味わえます。
そして相手を倒すと当然ながら経験値を得て物資を奪えるので、『面倒くさいザコ戦』という感覚もありません。(終盤になったら面倒くさくなるかもしれませんがw)
美麗なキャラクター
中国産なんでポリコレに汚染されてません。仲間キャラはみんなイケメン&美女ですw
大航海時代4もキャラグラフィックはカッコよかったですが、本作はもうちょっと若者寄りなタッチですね。
ソシャゲ企業よろしくグランブルーファンタジーみたいな感じ。
『こんなエロい恰好した女子が船に乗るとかありえんだろ』ってツッコミ入れたくなりますが、最近の研究では実際の大航海時代にも、割と女性が船に乗るケースがあったそう。(男装して性別を隠していたそうですが)
続々登場するDLC
セーリングエラには現在、2つのDLCが存在します。
一つ目は無料DLC『22と33の冒険です』(変な名前のDLCですが誤記ではありません)
二つ目は2023年9月に登場したばかりの、有料DLC『世界の果て』
世界の果ての方は有料ということで、新主人公や新勢力が追加される大型コンテンツとなっています。お値段も良心的に700円。
現在はPC版のみ配信されていますが、そのうちコンシューマ版にも実装されると思います。
発売後もこうして新コンテンツが増えていくのは嬉しいですね!
改善してほしい点
いいことばっかり書いてもアレなんで不満点もいくつか。
日本語が怪しい
ゲームをインストールして起動すると、いきなり中国語表記。
オプションで日本語に変更すればいいのですが、ちょっと面喰いました。
そしてところどころ日本語がおかしいw
例えば補給物資の表記が『水粮』となっている。粮は食べ物のことを表すらしいので、水+食べ物で『水粮』なんだろうけど、一般的な言葉ではないですね。
でもまあ、ゲームが進行出来ないほど難解な日本語というワケではないです。
難易度が低い
初心者にはありがたいことだと思うんですが、大航海時代をやり込んだ身としてはちょっと難易度が低め。
コツを掴めば簡単に大金を稼げてしまいますし、大航海時代3ではあれほど苦労したアフリカ大陸越えもアッサリ出来ちゃったりします。序盤で世界一周余裕。
熟練者向けにHARDモードとかあったら良かったかな。
周回要素が薄い
特定の主人公でゲームをクリアすると、別の主人公で始めた時にクリア済のキャラを仲間にできる、という特典があるんですが、その他の周回要素はなし。
主人公は4人(DLC含めると5人)いるので、せっかくだから全キャラクリアしたいですが、ちょっと途中でしんどくなるかもしれません。
同じ世界線を共有しているので、町の発展度は引き継げるとかあっても良かったかなぁと。
総評
大航海時代シリーズにハマった経験があるなら絶対買いです。
そうでなくとも、『パイレーツオブカリビアン』とか『ワンピース』とか、大航海時代をモデルにした世界が好きなら遊んでみていいかと。
お値段も2~3000円と手が出しやすく、その割にやれることが多くてクオリティ高いです。
「お、あの街の特産品が安いな、貿易で大儲け出来そうだ」
「財宝の手がかりが手に入ったぞ、捜索に向かってみよう」
「戦列艦を並べて、海賊どもをぶっ飛ばしてやろう」
そんな展開にワクワクする人はゼヒ。
セーリングエラは Steam、switch、PS4~5でプレイ可能です。
バルダーズゲート3までこれでのんびり遊ぶんだわさ!
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