登山用品をなるべく安く買い集めてみた
とある友人が『来年の夏は富士山登ろう!』と言い出したので準備をすることにした。
今まで高尾山くらいしか登ったことのない私が、いきなり富士山なんて危険に決まっている。
今のうちに装備を整えて低山で訓練しておかねばならない。
というワケで登山初心者がイチから装備を集めたらいくらくらいになるのか、のメモです。
何かの参考になれば幸いです。(なるのか?)
ウェア(服装)上半身編
夏でも富士は山頂付近だと0度近くになるとネットの知識を得た為、しっかり防寒する必要がありそうだ。
ネットの知識によると、気温に合わせてインナー、ミドル、アウターと3枚をレイヤー式に重ね着するといいらしい。
用意したもの | 買った店 | 金額 |
ウールのV字ネックシャツ(2枚セット) | ワークマンプラス | 1,980円 |
Championのフリース | ロンドンスポーツ | 3,000円 |
米軍用のコートジャケット | なし | なし |
つば広の帽子 | ワークマンプラス | 1,980円 |
フリースのトレーナーシャツ | ロンドンスポーツ | 1,200円 |
ネックウォーマー | ワークマンプラス | 190円 |
ONYONEのレインウェア | ロンドンスポーツ | 4,000円 |
ワークマンプラスえらい。
ガテン系作業着で知られるワークマンプラスは最近市場を広げており、フィールドコアという独自のアウトドア用品ブランドを展開している。安いし簡単なものはこれでよさそう。
帽子もイージスという、レインコートなどを専門に作っているワークマンプラスの独自ブランド。雨に強そう。ネットの知識だと紫外線がヤバイので帽子必須らしい。
Championのフリースはめっちゃ暖かい。さすが海外ブランドって感じ。定価だと一万超えだろう。
コートジャケットは昔、横須賀で買ったポリエステル100%のものがあったので、これでいいやと思った。アメリカ空軍のお下がりなので、それなりに耐久性、防寒性はあるだろう。
トレーナーシャツとネックウォーマーは別にいらないんだけど安いのでついでに買った。
レインウェアは登山の『三種の神器』と呼ばれるほど重要らしいので、きちんとしたブランドのものを買った。オンヨネというスイスのメーカーらしい。定価は一万超えなんだろうけどロンドンスポーツで半額以下。ロンドンスポーツすげえ。
ここまでで約 12,400 円。
ウェア(服装)下半身編
上半身と一緒だが、ネットの知識によると綿は濡れた際に体温をどんどん奪うし乾きにくいのでNGらしい。ウールかポリエステルがいいようだ。
用意したもの | 買った店 | 金額 |
トレッキングパンツ | ワークマンプラス | 1,980円 |
厚手の靴下(2枚セット) | ワークマンプラス | 980円 |
Caravanのトレッキングシューズ | Amazon | 15,000円 |
ウールのアンダーウェアやタイツも揃えた方がいいんだろうけど、下半身に普段身に付けないものを装着するとストレスの方がデカそうなのでやめた。特にデリケートゾーンは履きなれたトランクス以外受け付けない。
ネットの情報は玉石混交だが、ズボンは何でもいいという意見まであるので、動きやすいトレッキングパンツ、それもポリエステルなら問題ないだろう。ここでもフィールドコアブランドが活躍した。
タイツは単純にダサいから履きたくない。(山を舐めた発言)
靴下は元々持っているのが何枚かあるが、トレッキングソックスという名称で専門品っぽい靴下が売ってたので購入。安いし。
あとは靴!靴はとても大事らしい。三種の神器の一つ。合わない靴だと親指の爪が剥がれてしまうんだとか。イタイ想いはしたくない。これもきちんとしたブランドものをロンドンスポーツなどで探したが、私のサイズ(厚手の靴下だと29cm以上になってしまう)が全然なくて苦労した。石井スポーツとかは3万以上するし、さかいやスポーツでも2万以上。
幸い、AmazonではPrime Try Before You Buyという、プライム会員限定の試着サービスを展開している。一旦履いてみて、合わなければ無料で返品できるのである。このサービスを利用した。
商品が届いたら箱を開けて試着し、いらないものはまた同じ箱に入れてコンビニから返送するだけ。箱が二重蓋のようになっておりガムテープすらいらない。着払いだから送料も取られない。最高。
下半身は約 18,000円。やっぱ靴が高い。
その他装備品
連日熊が出没しているらしいので、熊鈴やら何やら揃えることにした。
あとはザック。これも三種の神器と呼ばれるほど大事なアイテムらしい。富士登山は30リットル以上の容量がいいらしいが、ブランドものはどれも3万以上するのでびっくらこいた。新品ゲーム3本分以上。
しかし僥倖にも、昔、富士登山に行った大学時代の友人が譲ってくれることになった。ちょー助かる。どうせ汚れるものだから中古でも全く気にしない。モノはドイターという老舗ドイツブランドらしい。彼と私は背格好が似ているので、背面長はピッタリだった。
親友が背負って行ったザックを私もまた富士山に連れて行くことになる。エモいね!
用意したもの | 買った店 | 金額 |
熊鈴(消音機能つき) | Amazon | 500円 |
登山用コンパス | Amazon | 500円 |
Deuterのザック(36リットル) | なし | なし |
ここまでで1,000円。ザックを譲ってもらえたのは大きい。ついでにストックもいただいた。(使うかわからないけど)
山中では当然ながらスマホの電波は入らないので、地図とコンパスも必携らしい。
まあ、GPSだけで機能するヤマップという便利なアプリがあるし、人気の山なら登山道が整備されているのでいらないらしいけど。一応。
総計
というわけで、登山初心者が道具をイチから買い集めた結果、合計で 31,400 円 という結果になった。
種類 | 金額 |
上半身 | \ 12,400 |
下半身 | \ 18,000 |
その他 | \ 1,000 |
う~ん、やはり高いね。登山道具は値段と品質が正比例するから、もっとお金をかけようと思えば青天井だ。
それに今回の私の場合、ザックを友人に無償で譲ってもらえたというのがかなり大きい。ロンドンスポーツで一応、8,000円で売っているものを見かけた(容量は30リットルのちゃんとした登山用)が、1万~2万は見ておいた方が良いと思った。ノースフェイスとかなら3万円。
あと、ここから更に一泊二日の富士登山ならヘッドライトが必須になってくると思う。まあそれは 2,000 円 くらいのもので十分だろう。出来たらウールのニット帽も欲しいかな。
もろもろ加味すると、大体登山用具を揃えるのに最低4万円以上は必要ということになる。しっかり全身ブランドで固めたら10万近くするだろう。
もちろん登る山が大したことないなら必要なくなる道具もあるし、ウェア類もどれだけ自前で用意できるかによるが。
山登りと言えばお金のかからない趣味のイメージがあるが、こうして眺めると上級国民の余興に感じてくる。
それでもソシャゲのガチャに何万も突っ込むよりは有意義な趣味だろう、多分。ウェア類は色んなシーンに使えるしね。
週末、この装備で手始めに大山(神奈川)に挑戦してくるんだわさ!
最近のコメント