ボードゲーム会の『会費』のハナシ

繊細な話題に踏み込んでみる

皆さんは、人狼などを対面で集まって遊ぶ『ボードゲーム会』に参加したことがあるでしょうか?
ボードゲームというのは世間一般から見ればマイノリティな趣味で、なかなか一緒に遊んでくれる人もいないので、イルルのようなおっさんはよく参加しています。
最近は30人程度の規模を集めて主催側に回ることもあります。

趣味が同じ人間だけで集まって遊ぶ会はとても楽しいですし、良い交流の場になります。
老若男女たくさんの人がいますからね。
今日はそんなボードゲーム会の『会費』の話をしてみようと思います。
ただの雑記ですけど暇つぶしにどーぞ!
これから開催しようと思っている初心者さんの参考にもなれば幸甚です。

ボードゲーム会をやる場所の選択

ボードゲーム会をやるには当然、場所が必要です。そして場所を使うのはお金がかかります。
ゲームによりますが、多くは楽しく笑ったり、驚いて大声をあげたり、チンパンジーのごとく手を叩いたりするので、基本的には防音がキッチリとした個室の会場が選ばれると思います。
10人程度の人数であれば誰かの自宅なんかでも開催されますが、ネット上で知り合った不特定多数に自宅がバレるのはなんとなく怖い気がしますよね。イルルはちょっと怖いです。

公民館、区民館などの公共施設

大人数での開催が可能で、机やテーブルが多数揃っており、何より低コストなのが最大のメリットです。
これは公共施設の目的が地域住民の交流の為であり、直接の利益を要求していないからですね。
蒲田のミスボドなんかが有名ですが、参加費用は一人当たり数百円程度が多いみたいです。
ただデメリットは、前述のように直接の利益を要求していないので、借りる人は『お客様』ではありません。
あくまで公共施設の利用者という位置づけですね。

なので、騒ぎ過ぎて周りの利用者に迷惑をかけては出入り禁止になりますし、基本的には飲食NGなところも多いです。
借りる為の予約もかなり複雑で、利用目的を明白にして何ヶ月も前から予約しないとダメです。
予約システムもきちんと整備されてません。(どこに電話すりゃいいんだ?ってなる…)
まあ、イルル的にはお酒飲めないんでナシですね。やっぱりお酒とボードゲームはセットなので(力説)

ボードゲームカフェやゲームスペース

秋葉原や新宿などの繁華街に多い、ボードゲーム用のお店を利用する形態ですね。
メリットは、ゲーム専用に設けられたスペースなので、設備がしっかりしていてサービスも充実しています。
お店に100個以上ボードゲームが置いてあって、好きに借りて遊べるようになっているのが大半です。手ぶらでも楽しめますね。

反面、デメリットは大人数での利用に向かないこと。せいぜい10人程度が限界でしょう。
あまり大人数だと貸切も可能ですが、利用料金も跳ね上がります。
どんなに安くても一人当たり 2~3000円程度はかかりますね。
飲食物については店側で提供している場合が多く、持ち込み可というのは珍しいと思います。
特にアルコール類は利益率が高いですから、店側で出したがりますね。
コスパは悪いですが、スタッフが常駐しているのでボドゲ会主催初心者でもやりやすいです。

レンタルスペース

イルルが一番よく使うのがこの形態。
休みの日に空いてる会議室とかアパートの空き部屋を時間貸しで利用するタイプですね。
意外にも、レンタルスペースを活用してボドゲ会をやってるところってあんまり見ないです。
イルルの経験値が低いだけかもしれませんけれども。
イルルは基本的にスペイシーを使って予約をしています。
色々とレンタルスペース検索サイトは使いましたが、スペイシーが一番、検索機能面で便利です。

レンタルスペースはボロい雑居ビルの一室からオシャレなスタジオまで様々な種類がありますが、最大のメリットは開放感ですね。
基本的に騒いでも大丈夫ですし、お酒も持ち込みオッケー、設備も一通り整っています。(スペースの条件次第ですが)
外部の人間が完全にいないので、気持ちが楽です。
宅呑み感覚でボドゲ会をやりたいイルルに取ってはうってつけです。

相場については、大体1時間1000円~1500円程度ですね。
但し、人数がたくさん入るスペースで綺麗な場所だと、その分時間当たりの料金も大きくなります。
立地もいいところだと1時間当たり2000円程度はしてしまうでしょうか。
ただ、あくまで時間帯についての費用なので、出来るだけ詰め込めばその分安いです。
例えば、1日1万円かかるスペースに10人だと料金は1人1000円ですが、20人なら500円で済みます。
最近登場してきた人狼亭なんかもこのカテゴリだと思います。

カラオケボックス

ごくフツーにカラオケボックスに入って歌わずにボードゲームをするスタイルですね。
費用はまぁ、皆さんが大体利用しているカラオケボックスの値段のままです。
ボードゲームに飽きたらそのままカラオケ出来ますし、飲食物も当然サービスされていますので、こちらもボドゲ会主催初心者に優しい選択肢と言えるでしょう。
混雑する時間帯でなければ予約もする必要ないですし、どんだけ騒いでも問題ありません。
カラオケ大手のパセラなんかはこういったニーズに合わせて、ボドゲ会パックというのもサービスとして提供しています。

カラオケパセラ・ボードゲームパック
https://www.pasela.co.jp/shop/akiba_multi/howto/boardgame.html

デメリットとしては、普通のカラオケなのでコスパが悪いことと、テーブルが固定なので卓を2つに分けるなどの融通が利かないところでしょうか。
あと、周囲の歌声が聞こえてきて気が散るというリスクもありますね。

ボードゲーム会の費用の設定

皆さんはボードゲーム会の参加費用ってどの程度なイメージがあるでしょうか?
イルル的には大体、1000円~2000円かなあという印象です。
会場によってはフリードリンクだったり、主催がお菓子を用意してくれてたりすることもありますが、大体そんなもんじゃないかなと思います。

財布とお金

先ほど、開催場所の概要について記述しましたが、それぞれの利用料金から必要な費用を分かり易く表にしてみました。
どの施設も利用時間が長いほど総計が安くなりますが、5時間利用を想定して計算しています。

※公共施設は船橋市中央公民館を利用モデルにしています。
※ゲームカフェは
ジェリージェリーカフェを利用モデルにしています。
※レンタルスペースは
人狼亭を利用モデルにしています。
※カラオケボックスは
パセラを利用モデルにしています。

利用する施設会場の大きさ(許容人数)必要料金(5時間利用)参加者1人あたりの必要負担金額
公民館などの公共施設10人程度1500円150円
30人程度6000円40円
ゲームカフェ10人程度1500円*人数分1500円
30人程度(貸切利用)3000円*人数分3000円
レンタルスペース10人程度6000円
+500円*人数分
1100円
30人程度12000円
+500円*人数分
900円
カラオケボックス10人程度3800円*人数分3800円
30人程度

こう見ると金額的には 公共施設>レンタルスペース>ゲームカフェ>カラオケボックス って感じですね。
ていうか公共施設安すぎますね。さすがは国民の為の施設です。これでお酒飲めるところがあれば最強なんですけどね…。
反面、1部屋いくら、ではなく1人いくら、で計算するゲームカフェやカラオケボックスは割高な印象です。

大抵の主催者はここから更に金額を上乗せします。
単純に活動資金としての利益を求めたり、飲み物やお菓子を出す為にその購入費用にしたり、ドタキャンが発生した場合の補填とかですね。
イルルの会はマルクス主義なので毎回基本無料ですが、やっぱり当日にドタキャンがたくさん出るとちょっと困ったりしますねw
何はともあれ、このように眺めると、公共施設での開催ならせいぜい一人当たりの参加費は100円~500円程度が妥当でしょうね。
他の場所であれば、大体1000~3000円が順当というところでしょう。

但し、例えば人狼亭の場合は『お掃除割引』と言って、最後に主催がキッチリ掃除してやっと上記表の値段になります。通常利用では+4000円になります。
また、開催場所はモロに立地条件の良さによって値段が比例して来ます。
辺鄙な場所ならめっちゃ安いですし、JR沿線なら高いです。
このようにピンからキリまである為、あくまで上記の表は目安ということをお伝えしておきます。
※イルルの経験の中では平均に近い金額であるけどね

まとめ

  • ボードゲーム会の開催場所は主に公共施設、専用施設、レンタルスペース、カラオケボックスの4つ
  • ボードゲーム会の費用は公共施設なら数百円、その他は1000~3000円程度が妥当
  • ピンからキリまであるから一概にどうとは言えないよ

皆様、良きボドゲライフを…