『Dead by Daylight』がサイレントヒルとコラボ!でもエクスキューショナーとシェリルって誰?

もうとっくに飽きちまったぜ…

非対称対戦ゲームとして人気の『Dead by Daylight』がサイレントヒルシリーズとコラボし、新キラーとして『エクスキューショナー』、新サバイバーとして『シェリル・メイソン』が追加されることになりました。
まぁ、ナース出してる時点で開発陣がサイレントヒル大好きってのは分かってましたけどNE!

本記事ではサイレントヒルをやったことがない人の為に、サイレントヒルガチ勢のイルルがエクスキューショナーとシェリル・メイソンについてご紹介しようと思います。

※サイレントヒルシリーズのネタバレを含む記事なのでご注意下さい。

ピラミッドヘッド

引用元:https://jpstreamer.com/feature/deadbydaylight/dbd-new-killer-silenthill-park

エクスキューショナーとは

サイレントヒル2に登場するキャラ。(後はアーケードとかにも一応出るけど)

サイレントヒルファンの間ではエクスキューショナーという呼び方は一般的でなく、もっぱら『三角頭』とか『ピラミッドヘッド』と呼ばれています。いわゆるイベントボス。

大ナタか槍を持って登場し、攻撃を食らうと一発でゲームオーバーという恐ろしい敵。
しかも無敵で倒すことが出来ない為、一時的に動きを止めて逃げるしかないというキャラです。

何か被ってる人のように見えますが、この鉄製の三角形の部分がそのまま頭です。

三角頭

引用元:http://digitalresult.com/view/40-silent-hill-game-wallpapers

そもそも、サイレントヒル2の舞台は主人公のジェイムスが病床の妻を手にかけてしまった罪悪感と妄想が具現化した世界です。三角頭は実はそんなジェイムスの罪の意識が具現化したキャラで、ゆえに三角帽子を被った処刑人のイメージが化け物になった姿をしています。(だから絶対に倒すことが出来ない訳です)

三角頭は登場する度にジェイムスの妄想の一人、『理想の女性』であるヒロインのマリアを殺害します。しかし、殺されたはずのマリアは何故かピンピンした様子で何度も再登場します。これはジェイムスの罪悪感の反芻を表現している訳です。

ラストでは2体の三角頭が立ちはだかり、やはりマリアを惨殺しますが、主人公ジェイムスは自分の罪を認め、もうやめてくれと呟きます。すると、ジェイムスが罪を受け入れたことで存在が不要になった三角頭は、自らを槍で貫いて自害するのです。

こんな感じで『圧倒的な強さ』と『切なさを感じる存在』の側面を併せ持っており、尚且つ、プレイ中はただのクソ怖い敵でありながらラストに全てが繋がるサスペンス的爽快さを感じさせるキャラクターで、ファンからはぶっちぎり一位で愛される敵キャラなのです。

映画にも登場するので興味のある方は是非見てみて下さい。

シェリル・メイソンとは

シェリルはもうちょっと説明が大変です。

シェリルはサイレントヒル1に登場する少女で、主人公ハリーと血の繋がらない娘という設定です。しかし、うっかりはぐれてしまい、ハリーがシェリルを探し回るのがサイレントヒル1のメイン舞台ということになるのですが、実はこのシェリル、邪神の母体として邪教の教祖サマに儀式に捧げられたという設定です。

ヘザー

引用元:https://wallhere.com/ja/wallpaper/1175181

いきなりトンデモ展開みたいなこと言ってますが、サイレントヒル1は結構オカルト要素強めなんですよね。

話が進む中で、実はシェリルはアレッサという少女の分身だったということが分かり、ラストで融合した後に邪神を産み出してしまいます。
ハリーがライフル銃で邪神を沈めた後、死期のアレッサ(シェリル)は再び自分の分身である赤ん坊をハリーに託します。

ハリーはその後、その子に再度シェリルという名前を付けますが、また邪教の連中に見つかってしまうことがないよう、ヘザーという偽名を使って育てます。

やがて年月が経ち、ヘザーも年頃の女の子になりますが、邪神の教祖の孫に居場所が知られてしまい、徐々に悪夢の世界に引き込まれていってしまいます。
これがサイレントヒル3の舞台になり、今度はヘザーを主人公として話が進む訳です。

なので、DBD上では出来ればシェリルじゃなくてヘザーって表現して欲しかったですね。ヘザーがシェリルだった、と分かるのは実はサイレントヒル3の終盤なので。

DBDでエクスキューショナーやシェリルをプレイされる方はこんな知識を思い出しながら動かしてみて下さると幸いです。

じゃーねー