無料作画AI『DreamStudio』の使い方&レビュー

2022年8月29日

適当なイメージを入力するだけでAIがプロ顔負けの絵を描いてくれるという技術。まるでドラえもんの秘密道具のような夢のサービスですが、先月これを実現した『Midjourneyミッドジャーニー』なるものが登場しSNS上で大流行しました。

私も一か月間いじり倒してみたのですが、なるほどこれはすごい。人物を描かせると目や鼻孔の位置がズレてしまうことが多々ありますが、適当なワードでも美麗な絵を描いてくれます。しかしMidJourneyはサブスクリプションの仕組みを取っており、一か月10ドル(約1300円)の費用が必要でした。

そんな時流の中、先日の8月23日、今度はなんとStablediffusionステイブルディフュージョンという作画AIがオープンソースで公開されました。オープンソースというのは言うなれば一切無料、自由に使ってねということ。早速このAIを載せたウェブサービス『DreamStadioドリームスタジオ』がStability AI社によって公開されています。

誰でもすぐに使えるので遊んでみると楽しいですよ。

DreamStadioを使ってみよう!

使い方は実に簡単です。まずはサイトにアクセスします。

https://beta.dreamstudio.ai/

するとログイン画面が表示されるので、新しくアカウントを作るか、Google、Discordのアカウントを使ってログインします。

するとホーム画面に移動します。全部英語ですが、項目の意味はこんな感じです。まずは全項目デフォルトのままでいいので、適当に指示を書いて『Dream』ボタンを押してみましょう。すぐにAIが絵を描いてくれますよ。

以上がDreamStadioの使い方です。ベータ版ということなので今後有料課金が発生するかもしれませんが、何せオープンソースなのでその可能性は低いんじゃないかなと思います。または月/100円みたいな低価格路線か。高いなって思ったら自分で構築出来ちゃうので。

Midjourneyとの比較

最初に結論を言うと、Midjourneyの方がアルゴリズムは上かな、と思います。

描画AIと言っても本当にイチから絵を描いているワケではなく、学習している絵をいくつか重ね合わせて結合し、指示に沿う画像を生成しているだけです。いわば超高度なクソコラです。

ならばあとはそのアルゴリズムがどれだけ優れているかによるんですが、Stablediffusionはやや取得する画像が荒く、参照先の雑誌ロゴとかがそのまま表示されたりしてしまいます。一方、Midjourneyは幻想的な『絵画風』の画像生成に長けており、「おおっ」と思うような絵はMidjourneryの方がたくさん作れる印象です。さすが金取ってるだけある。

こっから画像の比較。忖度はせず全て一発撮りです。

人物画

指示語:blonde female warrior, chainmail bikini, biomechanical armor, Alien, cyberpunk, synthwave, night city, stars, sportscar, hyper realistic, photorealistic, as drawn by Serpieri

宇宙×サイバーパンクな感じの女性を描きなさい、という指示。

どうですか?

DreamStadioで描かせた人物はなんかこう、好きでもないハロウィンパーティに無理やり連れてこられたメンヘラみたいな顔してますよね。それに対してMidjourneryの方は…いやこっちも似たようなもんか?

しかしまあ、DreamStadioは左目や太もも部分がうまく描画出来ておらず、人間として正しく描かれていないのに対し、Midjourneryの方はまだちゃんと女性の身体を描くことが出来ています。

風景画

指示語:lost city of Atlantis, chaotic ocean, detailed, octane render, tall architectures, sharks + sealife, fish + corral 4k

海に沈んだ古代都市を描きなさい、みたいな指示。

どちらもよく描けてるんですが(先生感)DreamStadioくんはやっぱりなんかの文字が左下に挿入されてしまっています。合成中に紛れ込んだものだと思われます。

あいまいな指示

指示語:cute anime girl

あえてあいまいに、cute anime girl の3語だけで描かせてみた絵。これについてはどっちもどこがキュートなんだってツッコミたくなりますが、DreamStadioの方がより『アニメっぽい』という点で軍配が上がりますね。Midjourneyは元々絵画風の絵が得意ですから、こういう二次元的な指示は苦手みたいです。

AIによってある程度、得意・不得意の分野があると考えるべきでしょう。

まとめ

本日は無料描画AIサービス『DreamStadio』の使い方説明と、ちょっとしたMidjourneyとのお絵描き対決記事でした。

AIは細かい指示の入れ方で出来上がりが全然違いますし、DreamStadioはまだ公開されたばかりなのでAIの学習が蓄積されればもっと劇的に進化していくかもしれません。

何せ一切が無料ですから、暇つぶしにいじってみて下さい。面白いですよ。

ちょっと情報が錯そうしていて確認出来ていないのですが、画像200枚分まで無料で、それ以上は課金が必要という情報があります。公式サイトにそれらの要綱が書かれていないのでベータ版はずっと無料なのか謎なんですが、追記です。

技術こそがソリューション!