世界でもっとも長い刑期のランキング

日本には死刑制度が存在します。例えば、ある犯罪者が殺人に加えて複数人に強制わいせつを行った場合、殺人の件で死刑が確定すればその他の強制わいせつの部分は刑罰が発生しません。(すでに死刑が確定しているので刑罰を科しようがない)

しかし死刑のない国が多い海外では併科主義といって、それぞれの罪が刑罰として加算されます。そして凶悪犯を二度と外に出さない為に、一つ一つの刑期が長くなりがちです。

今日はそんな海外で、もっとも長い刑罰を受けた犯罪者たちをランキングにしてみました。

今回紹介する犯罪者に比べればジョネスなんて可愛いもんです。

引用元:https://www.g913-jiro.com/entry/2017/05/12/205844

終身刑なし

10位:リゴベルト・バスケス・ヘルナンデス

アメリカ
年齢(判決当時)45歳
刑の確定2013年
刑の内容懲役7000年
犯罪行為3人を殺害

一言で言うとメキシコ系ギャング。

リゴベルトはダラスのナイトクラブの外で、知人のフランシスコ・マルティネス、その彼女のクラウディア・バルデラス、そしてクラウディアの兄弟の3人を銃で殺害しました。

犯行動機は些細な喧嘩がヒートアップした結果だそうです。

ヘルナンデスは翌日に警察に出頭しましたが、警察曰く『冷静に計画された意図的な犯行だった』として、懲役7000年の判決を言い渡されました。まぁ、突発的な犯行ならここまで罪は重くならないでしょうね。しかし警察は監視カメラのビデオを公開しておらず、詳しい情報は不明です。

9位:アドナン・オクタル

トルコ
年齢(判決当時)66歳
刑の確定2022年
刑の内容懲役8658年
犯罪行為詐欺、性的虐待など多数

一言で言うとカルト教団の教祖様。

アドナンは強烈なイスラム教の創造論者で、ダーウィンの進化論を否定していました。比較的裕福な家庭で育った彼は自身のテレビチャンネルでコーランによる『真のイスラム教』を説き、スンニー派の狂信者とも呼ばれていました。

しかし彼は1980年~1990年頃にかけて、信心深い学生を主としたコミュニティを形成すると徐々に救世主的な性質を帯び始め、ユダヤ人やフリーメイソンに対する敵意を露わにするようになり、正統なイスラム教の立場から段々遠ざかり始めました。

やがてカルト教団のお約束通り金融詐欺、未成年者の性奴隷化、犯罪事業の形成などに手を出し、トルコ当局に逮捕され、168人の教徒と共に裁判を受けました。その結果、今年の2022年に懲役8658年という途方もない判決を受けることになりました。なんか日本の統一教会と似ていますね。

8位:ダロン・ベナルフォード・アンダーソン

アメリカ
年齢(判決当時)不明
刑の確定1994年
刑の内容懲役1万1250年
犯罪行為強制性交、窃盗、強盗、誘拐など

一言で言うと度を過ぎた悪ガキ。

ダロンは後述のアラン・ウェイン・マクローリン、他の男性1名と共に女性を誘拐し、モーテルで暴行しました。女性はダロンたちが食べ物を取りに行ったスキを突いて助けを呼び、事件が発覚。ダロンたちは御用となります。

ダロンたちには窃盗や強盗など多数の余罪があり、懲役2250年の判決を受けますが控訴。しかし控訴したところ陪審員たちから『もっと厳しい罰を与えられるべきだ』と結果を覆され、逆に懲役1万1250年の刑が確定してしまいます。

ダロンの刑期は『上訴した結果もっとも長い刑罰が与えられた例』としてギネスブックに載っています。

7位:プディット・キティスラディロク

タイ
年齢(判決当時)34歳
刑の確定2017年
刑の内容懲役1万3275年
犯罪行為詐欺

一言で言うとタイの大物詐欺師。

プディットは自らセミナーを開き、高い利益率を約束する形で不動産、自動車、美容などの事業に投資するよう積極的に投資家に持ち掛け、その結果、約4万人以上の人々から200億円以上の資金を集めました。

しかし、彼が仕掛けたのは『ポンジ・スキーム』と呼ばれる投資詐欺であり、後から参加する出資者から新たに集めたお金を、以前からの出資者に向けて“配当金”などと偽って渡すことで、あたかも資金運用によって利益が出ているように装うという、いわば投資の自転車操業でした。

これはプディット自らが自白したことで発覚し、2653件もの詐欺罪に問われることになり、その結果、懲役1万3275年という有罪判決を受けることになります。しかしタイの法律では詐欺罪は最長20年までしか服役出来ないので、実際は仮釈放なしでも2037年に出所することになります。

6位:アラン・ウェイン・マクローリン

アメリカ
年齢(判決当時)27歳
刑の確定1994年
刑の内容懲役2万750年
犯罪行為強制性交、窃盗、強盗、誘拐など

8位に記載したダロンの相棒であり主犯のボス。

やってることはダロンと大体同じです。13件の犯罪で服役しており、終身刑ではないので仮釈放の可能性もありますが、各訴因について最低15年服役しなくてはならないと定められている為、一番早く出てこられて2191年となります。その時、彼は224歳です。

刑務所内で得た賃金の20%は仮釈放時に支払われる決まりなので、彼は賃金の20%を口座凍結されています。しかし彼は婚約者に少しでもお金を遺す為に、『私の刑期は事実上の終身刑である』と述べて訴訟を起こしています。なんかシュール。

5位:チャールズ・スコット・ロビンソン

アメリカ
年齢(判決当時)30歳
刑の確定1994年
刑の内容懲役3万年
犯罪行為3歳の少女に強制性交

一言で言うとペドコンの変態。

凶悪犯罪者ってどうして3歳の女の子を襲うんでしょう。チャールズは過去にも強盗や自動車泥棒の前科があり、札付きのワルでした。まあ何ていうか、見た目からしてヤバい雰囲気が漂ってますよね。

彼は3歳の少女に対して強制性交の罪に問われ、立件された6件についてそれぞれ懲役5000年と判断されました。加算刑の結果、懲役3万年というとてつもない刑期を受けることになります。

仮釈放の可能性は残っていますが、少なくともそれは彼が108歳になる時にやっと考慮されます。頑張ればギリギリ出てこられるかもしれませんね。

2~4位:エミリオ&ジャマール&オスマン

2~4位は全て2004年に起きたマドリード列車爆破事件の犯人たちなので1項目にまとめます。

マドリード列車爆破事件の犯人たち
スペイン
年齢(判決当時)エミリオ:34歳
ジャマール:34歳
オスマン:32歳
刑の確定2007年
刑の内容エミリオ:禁固3万4715年
ジャマール:禁固4万2922年
オスマン:禁固4万2924年
犯罪行為193人を殺害し2000人以上に傷害

2004年3月11日、スペインの首都マドリードで通勤列車を狙った爆破事件が発生しました。

これはスペイン史上最悪のテロ攻撃であり、2001年に起きたアメリカ同時多発テロ事件を彷彿とさせる出来事でした。犯行グループはまたもやアルカイダのメンバーです。死者は193人を数え、国際社会に大きな衝撃を与えました。

エミリオは鉱山労働者で、掘削用の爆発物を200キロ以上も鉱山から盗み出し、犯行に加担しました。直接的な実行犯ではなかった為か、他の主犯格よりかは罪が軽いです。(それでも3万年以上ですけど)

彼は検察から3万8976年の刑を要求されましたが逮捕後の診断で妄想型統合失調症と診断され、3万4715年に減刑されました。(意味あるそれ?)

ジャマールはモロッコ人で、スペインで携帯電話ショップを開いていました。しかし携帯電話を爆弾に利用する目的で供与し、自らも爆弾制作に関わっていました。彼を知る知人たちは『現代的なイスラム教徒であり、決して狂信者ではなかった』と語っています。

2007年10月31日、彼は191件の殺人罪と1856 件の殺人未遂罪で有罪判決を受け、42922年の禁固刑を言い渡されました。

オスマンもモロッコ人ですが、彼については詳しい情報はほとんどなく、スペイン当局も明かしていません。彼はレンガ職人であり、爆弾を輸送した疑惑を持たれていました。

当初はテロ組織に加担していたということで懲役24年の罪を求刑されていましたが、爆破事件への関与が認められると191件の殺人、1856 件の殺人未遂、4件の破壊行為で禁固4万年以上の裁決を言い渡されることになりました。本人は爆弾の輸送を否定しています。

天文学的な禁固刑を言い渡された三人ですが、スペインの法律では最長で40年までしか刑期を受けないので、この3人は2047年に出所する予定です。その時は全員70代ですけどね…。

1位:チャモイ・ティピャソ

タイ
年齢(判決当時)50歳
刑の確定1989年
刑の内容禁固14万1078年
犯罪行為詐欺

一言で言うとタイの女狐。懲役刑ギネス記録一位はなんと女性です。

チャモイはタイ石油公社の元エリート従業員であり、石油局や空軍と太いコネを持っていました。旦那もタイ空軍の人間です。それをダシにしてメイ・チャモイ基金というチットファンドを立ち上げ、政治的な権力をも掌握し長い間その基金を存続させました。

一見すると優良な石油株に見えるこの基金には軍や王室など強力な投資家が多く資金をつぎ込みました。しかしフタを開ければそれはポンジ・スキームであり、一種のネズミ講でした。要はアムウェイみたいな。その結果、多くの投資家が財産を失いました。被害総額は300億~400億円だと言われています。

やがて当局の調査の手が入り、チャモイは企業詐欺の罪で逮捕され、16231人もの投資家を騙した容疑で禁固14万年以上の有罪判決を受けます。しかし当時タイの法律では詐欺罪の最高刑は20年だった為、彼女はわずか8年で仮釈放されることになりました。現在どうしているかは不明です。


予備知識:複数回の終身刑って?

終身刑2回ってどういうこと?

ここから先は終身刑が2回以上の極悪人が登場しますが、そもそも終身刑が複数回ってどういうことなんでしょう。別に分身の術が使えるワケじゃないし、フツーは1回ですよね。

しかし、囚人にはごく稀に『恩赦』が出されることがあります。

恩赦とは『国にハッピーなことがあったから罪を軽くしてあげるよ』という制度です。最近じゃあまり聞きませんが、ひと昔前は王族が結婚したり、戦争に勝ったりといった慶事があれば恩赦が出るのが当たり前でした。

終身刑が2回以上っていうのは、恩赦が出て一回分罪が軽くなっても、次の終身刑が待ってるよっていうことです。終身刑10回なら10回恩赦が出ないとシャバに戻れる可能性はないってことです。無理ゲー。

終身刑あり

10位:チェスター・スタイルズ

アメリカ
年齢(判決当時)38歳
刑の確定2009年
刑の内容終身刑21回
犯罪行為3歳の少女に対する21件の強制性交

一言で言うとペドコンの変態…これさっきも言ったような気がするな!?

チェスターは当時3歳だった少女に対し、性的に虐待したり強制性交するビデオを撮影していました。ビデオが撮影されたのは2003年で、当時少女とその母はチェスターと同居していましたが、母はその事実を知りませんでした。

チェスターは公聴会にて『子どもの権利保護と人の命、どっちが大事なんだ』と謎理論を展開し、反省の色を全く見せなかったそうです。

海外の刑務所ではレイプ犯、とくに子供に対する犯罪者は相当イジめられる傾向があるそうです。少なくともチェスターが生きて刑務所を出てくる可能性はゼロでしょう。

9位:ニコラス・クルーズ

アメリカ
年齢(判決当時)23歳
刑の確定2022年
刑の内容終身刑34回
犯罪行為17人の殺害と17人への傷害

一言で言うとキチゲMAXの陰キャ。

ニコラスは今年刑罰が確定した犯罪者です。ストーンマン・ダグラス高校銃乱射事件といえば、日本でも少しは報道されたのでご存じの方もいらっしゃるんじゃないでしょうか。

彼は幼い頃からうつ病、自閉症、ADHDを発症しており、自分や他人を傷つける傾向が強く、度々精神医療を受けていました。彼は中学生の頃に養護学校に通っており、その後ストーンマン・ダグラス高校に入学するものの、問題行動が目立ち退学処分を受けていました。

そして2018年、他の生徒に紛れて高校に侵入した当時19歳のニコラスは無差別に銃を乱射。17人の命を奪い、生徒たちに深刻なトラウマを植え付けました。弁護側は彼の抱える病状について酌量の余地を求めましたが、34回の終身刑が確定しました。

8位:マーティン・ブライアント

オーストラリア
年齢(判決当時)29歳
刑の確定1996年
刑の内容終身刑35回 +懲役1035年
犯罪行為35人の殺害と23人への傷害+放火や誘拐など

一言で言うとキチゲMAXのお坊ちゃん。

マーティンは幼少時からIQが低く、隣人の木を切り倒したり、ダイビング中に友人のシュノーケルを引っ張ったりと問題行動が目立つ子どもでした。そして彼は小学生の時、父親が自殺してしまい大きなショックを受けます。

マーティンは父親の自殺の原因が、父の友人にあるものと考えており、世界中を旅行して満足した後にタスマニア島の観光地、ポート・アーサーにて友人夫妻を銃で殺害。その後もアサルトライフルで付近の観光客を無差別に殺害しました。

彼は重度の精神疾患を持つ受刑者用の施設に投獄されましたが、カミソリで自殺未遂を繰り返すなどしており、現在は厳重に警備されたリスドン刑務所で刑期を続けています。

7位:ジェームズ・ケヴィン・ポープ

アメリカ
年齢(判決当時)43歳
刑の確定2008年
刑の内容終身刑40回+懲役60年
犯罪行為10代の3人の少女に対する性的虐待

一言で言うとロリコンの変態。

ジェームスは約2年間に渡って、3人の少女に対し強制性交及び性的虐待を繰り返しました。彼のパソコンからは200枚以上の証拠となる画像が発見されたそうです。

殺害はしていないのに終身刑!?と驚くかもしれませんが、全ての強制性交を一件づつ罪状として合算した結果、このようになったそうです。加算刑を取り入れているアメリカならではですね。

あまり情報が出回っていませんが、彼の犯罪がいかに悪逆非道であったか、そして反省の色を全く見せなかったであろうことは、裁判の結果からも明らかでしょう。

6位:アブドゥルカディル・マシャリポフ

トルコ
年齢(判決当時)32歳
刑の確定2020年
刑の内容終身刑40回+懲役1368年
犯罪行為39人の殺害と79人への傷害

一言で言うと馬顔のテロリスト。

アブドゥルはウズベキスタン人で、ISILのテロリストです。彼は著名人が集まるトルコのナイトクラブで銃を乱射し、39人を殺害しました。

当時はちょうど1月1日で、ナイトクラブには新年を祝う人たちが600人以上集まっていました。被害者はアメリカ、フランス、インドなど多くの外国人が含まれており、著名なハリウッド映画のプロデューサーもこの事件で命を落としました。

アブドゥルは裁判の陳述において『自分は拷問され圧力をかけられていた』と述べ無実を主張しましたが、そんなの通るワケはありませんね…。

5位:ロイ・カク・グエン

(写真なし)

アメリカ
年齢(判決当時)21歳
刑の確定1991年
刑の内容終身刑49回
犯罪行為3人の殺害と11人への傷害、35件の誘拐

一言で言うと中二病こじらせたヤバイヤツ。

ロイ・カク・グエンは3人兄弟の長兄で、ベトナムからの移民です。彼は弟たち2人、それに高校の友人を加えた合計4人(いずれもベトナム人)でカリフォルニアにあるグッドガイ電化製品店を襲いました。犯行動機は強盗未遂だとも、アメリカに不満を伝える為の行動だとも言われていますが、よくわかっていません。

とにかく彼らは3人の人間を殺害し、多くの人質を取って店舗に立てこもりました。人質は肉の盾として店舗の入口に並べられ、ロイたちは400万ドル、1,000年前の高麗人参の根40本、防弾チョッキ4個、50台軍用ヘリコプター、そしてタイへの安全な移動を要求しました。(なんで高麗人参…)

交渉が失敗しやがて警察が突入すると銃撃戦が始まり、ロイ以外の容疑者はすべて射殺。重傷を負って唯一生き残ったロイは54の重罪に問われ、仮釈放なしの終身刑を49回受けることになりました。

4位:ゲイリー・リッジウェイ

アメリカ
年齢(判決当時)56歳
刑の確定2005年
刑の内容終身刑49回+懲役480年
犯罪行為71人の女性を殺害

一言で言うとスーパーレイプ魔。

ゲイリーはグリーンリバーキラーと呼ばれる連続殺人犯で、1982年から1998年にかけて71人の女性を殺害したことを告白しています。彼のターゲットになったのは主に家出少女や風俗嬢であり、中には10代だった未成年者も含まれます。

ゲイリーは幼い頃IQが80台前半で、暴力的な母親の元で育ちました。公衆の場で性行為をしたがるなど異常な性への執着が見られ、度々殺害した遺体と再度性行為をする為に遺棄現場に戻ってくる習性があり、それを突き止めた警察によって逮捕されました。

最終的に彼は49件の殺人と証拠隠滅の罪に問われ、終身刑49回と480年の懲役刑を受けることになりました。彼は若い女性を殺害することが自分の『キャリア』だったと語っており、ワシントン州刑務所に収監されています。彼が恐ろしいのは、連続殺人をしている傍らで生涯に3人の妻をめとっており、一般的な生活を送っていたことです。

3位:アブドラ・バルグーティ

イスラエル
年齢(判決当時)25歳
刑の確定2003年
刑の内容終身刑67回+懲役5200年
犯罪行為66人を爆弾で殺害、500人以上が負傷

一言で言うと自爆テロおじさん。(でも自分は自爆しない)

アブドラはイスラム主義を掲げるパレスチナの政党、ハマスの武装組織メンバーです。彼は若い頃から爆弾製造のプロフェッショナルとして、イスラエル国民を敵視しており、多数のテロに関与しました。

有名なものは2001年に起きたスパロピザレストランの自爆テロで、この時は民間人15人が死亡し、中には妊娠中のアメリカ人も含まれていました。

アブドラはその後も爆弾の製造を繰り返したくさんの命を奪いましたが、2003年、ついにイスラエル側の保安部隊に逮捕されると、独房に監禁され面会は一切禁止という環境で永遠の獄に繋がれることとなりました。

2位:マイケル・J・デブリン

アメリカ
年齢(判決当時)41歳
刑の確定2007年
刑の内容終身刑74回+懲役2020年
犯罪行為10代の少年2人に対し性的虐待

一言で言うとショタコンのホモデブ。

マイケルは2002年と2007年に少年を誘拐し武装犯罪、度重なる性的虐待、児童ポルノの撮影、更には児童を性行為に従事させる行為や殺人未遂など複数の容疑で裁判を受け、終身刑74回+2020年という判決を受けました。

地元の人間によると彼は若い頃に葬儀屋でアルバイトをしており、社交的な人だったそうですが、糖尿病を発症し足の指を切断すると、物静かな人に変わったそうです。

アメリカでは児童に対する性犯罪者は刑務所内でイジメられる傾向があり、デブリンも収監後、囚人にアイスピックで刺されるトラブルを起こしています。後悔先に立たずってヤツですね。

1位:テリー・ニコルズ

アメリカ
年齢(判決当時)39歳
刑の確定1995年
刑の内容終身刑161回
犯罪行為爆弾で少なくとも168人を殺害し680人が負傷

一言で言うと革命家気取りの爆弾魔。

1995年に発生した、アルフレッド P. マラー連邦ビルを狙ったオクラホマシティ爆撃事件の犯人の一人。この爆発は非常に大規模なもので、324棟の建物が破壊または損傷し、近くの258棟の建物のガラスが粉々になり、86台の車が破壊されました。

テリーは白人至上主義者であり、連邦政府に対して怒りを日々募らせていました。彼は政府関係者を数多く殺害する為、先述の連邦ビル爆破を計画。レーサー用のニトロメタン燃料を買い集めてトラック一台分の爆弾を作り、4月19日午前9時2分に爆発させ大規模な悲劇を引き起こしました。

計画を主導したティモシー・マクベイは38年ぶりに連邦政府によって死刑になりましたが、テリーについては証拠不十分な点もあり、終身刑という結果になりました。テリーはその後に『マクベイに脅迫されて協力しており、爆弾づくりのことは知らなかった』と減刑を要求しますが、却下されています。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

まあ案の定というか当然というか、ほとんどの凶悪犯罪者は男性でアメリカでの裁判が多いですね。

禁固14万年という有罪判決を受けながら8年で出所したチャモイを見ると『タイの法律は優しすぎる』と感じるかもしれませんが、タイの刑務所って更生施設ではなく懲罰施設の位置づけなので、環境は非常に劣悪らしいです。(朝になって首吊ってる受刑者がいても驚かないとか)

タイで懲役10年と日本で懲役20年だったら、日本の方がマシかもしれません。そもそも犯罪なんて起こさないことが一番だけど(笑)

それでも世の中から犯罪ってなくならないのよね…。