ギネス記録を持つボードゲームの一覧

暇つぶしに色んなギネス記録を持つボードゲームをまとめてみました。(2022年1月時点の記録です)

世界一高価なボードゲーム

世界一高いボードゲームは『Outrage!あうとれいじ』のデラックスバージョンです。そのお値段はなんと13,600ドル。日本円にすると大体150万円くらい。まさにお金持ち専用のボードゲームですね。(上の写真のうち、左が通常版で右がデラックスバージョン)

『Outrage!』はロンドン塔にある王冠の宝石を盗み出すというコンセプトのゲームなのですが、なんとデラックスバージョンはこの宝石が全て本物で、その他のゲームピースも純金、または純銀で出来ているとのことです。

ケース自体も無垢材で作られており真鍮製のハンドルを取り付けた本格家具のような作り。イギリスにて完全オーダーメイドで生産されたボードゲームだとのこと。もはやボードゲームというよりインテリアに近いと言えるでしょう。

世界で最初のボードゲーム

世界で最初に作られたボードゲームは古代エジプト文明から見つかった『セネト』だと言われています。このゲームはなんと紀元前3500年以前に作られたとされ、遊戯というよりは宗教的な意味合いを強く持っていました。実際にアメンホテプ3世の墓などから副葬品として見つかっています。

ゲーム自体はスゴロクのようなもので、30個の四角のマス目があり、2人のプレイヤーが杖を投げ合ってコマを進めて先にゴールすれば勝ちというもの。ゲームのルールは完全には解明されていませんが、止まると一回休みみたいな特殊マスもあって、現代人が遊んでも面白いものになっています。

セネトについてはこちらの記事でも詳しくまとめているのでよろしければお読み下さい。

世界一資金を集めたボードゲーム

昨今、ボードゲームを開発する際に寄付を募って製作資金を集めるクラウドファンディングの手法が浸透しつつあります。そのボードゲームへの期待度によってどのくらい資金が集まるか上下するワケですが、その中でも『Kingdom Death: Monsterきんぐだむですもんすたー 1.5』は何と14億円以上の資金を集めギネス記録になりました。

このインディーズメーカーは死にゲー『ダークソウル』のボードゲームを作ったことで有名で、美しく残酷な世界観を持つゲームを作ることに定評がありました。『Kingdom Death:Monster 1.5』も怪物が闊歩する世界で生態系の最下位に押しやられた人間が、25年間生き延びることを目指すというコンセプトだそうです。

最大4人プレイ(拡張版で6人)で、プレイ感覚は『GMの要らないTRPG、あるいはモンハン』が近いとのこと。元々ボードゲームでなくフィギュアを作るメーカーなのでコンポーネントがとても美しく、眺めるだけでもワクワクするそうです。普通に面白そうなんですけど残念ながら日本語版は無し。

世界で最初に映画化されたボードゲーム

日本語版があるのでご存知の方も多いと思いますが、世界で最初に映画化されたボードゲームは『クルード』です。このゲームは『Clueくるー』というタイトルで、1985年に映画化されました。当時、予算1500万ドルに対して収益は1460万ドルの赤字で、興行的には失敗だった模様。

しかしブルース・ウィリス主演の『隣のヒットマン』を撮影したジョナサン・リンが監督を務めており、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』で有名なクリストファー・ロイドが出演しているなど、決してただのB級映画の枠には収まらないキャスト陣になっています。

この映画、非常に独創的でなんとマルチエンディングになっています。全部で3通りのエンディングがあり、当時は配給する映画館によって結末がランダムだったとのこと。ちなみに家庭版は全てのエンディングを収録しているそうです。『殺人ゲームへの招待』という邦題で国内でも販売してるので、興味があれば是非。

世界一大きいボードゲーム

世界一大きいボードゲームは2019年に作られた『DKT』というボードゲームです。『DKT』自体はごく普通のサイズのボードゲームとして従来販売されていたんですが、オーストラリアの慈善事業団体が寄付金募集活動の一環として「超ビックサイズの『DKT』を作ろうぜ!」ってなったのが始まり。

そのサイズは何と約1000平方メートル。一辺が大体30メートルなので、分かりやすく例えると高校の体育館より少し大きいくらいのサイズですね。プレイするには走り回って大声出しあうこと必須。大変健康になりそうなボードゲームですね(笑)

世界一人気のあるボードゲーム

世界一の人気を誇るボードゲームはみなさんご存知モノポリーです。モノポリーは日本の『人生ゲーム』と同じくらい世界の人に親しまれており、約5億人のプレイ人口が存在するとされています。日本でもおもちゃ屋には必ず置いてありますし、スマホアプリにもなっていますね。

モノポリーを作った会社はハズブロというアメリカ企業で1923年に創業。元々は文房具屋だったそうです。日本にも支社があり、ジェンガ、ツイスターなどの有名なゲームの他、ポケモンやアメコミのグッズを販売しています。

ボードゲーマーからするとカタンなどの方が馴染みが深いかもしれませんが、こちらの販売数は約3000万個。3億個近い売上を誇るモノポリーに比べると10分の1程度しかないんですね。みなさんもたまには初心に返ってモノポリーを遊んでみてはどうでしょうか。

ちなみにボードゲーム最長プレイ時間のギネス記録は『カルカソンヌ』で42時間48分だそうだよ!みんなも記録更新に挑戦してみよう!